自民党の中川昭一・元政調会長が「核保有について議論すべき」と発言して波紋を呼んだのは記憶に新しいが、今度は、原爆投下は「米国が世界ナンバーワンの軍事力を持つための実験」だったとの見解を示した。さらに「我々は実験台にされた」として、米国に抗議を行い、場合によっては国会でも非難決議を行うべき、と主張した。2007年7月には、政府が米国に謝罪を求めないことを閣議決定したばかりで、波紋を呼びそうだ。 戦争に勝つため以前の問題として、実験としてやった 中川氏は06年10月に、テレビ番組で「核保有について議論すべきだ」と発言。非核3原則にもかかわるとあって、与野党から批判の声が上がった。それに対しても、06年11月には 「最近は非核3原則に加えて、『語らせず』という4原則がある。私はそれは認めない」 と反論、持論を曲げる様子は見られない。 今回の中川氏の発言が飛び出したのは、慶應義塾大学湘南藤沢キャン
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