米Kodakは1月9日(現地時間)、ブロックチェーン技術採用のプロ写真家向け著作権管理サービス「KODAKOne」を発表した。写真家は作品をKODAKOneに登録することで作品の権利を安全に守り、暗号通貨「KODAKCoin」で使用料を得られるとしている。 KODAKOneは登録された作品が無断で使われていないかWebをクローリングし、著作権侵害画像が見つかれば著作権料の支払い請求を代行する。 ジェフ・クラークCEOは発表文で、「テクノロジー業界では“ブロックチェーン”と“暗号通貨”はただのバズワードになっているが、長年自分の作品の権利管理で苦戦している写真家にとっては、これらのバスワードは問題解決のための鍵になる」と語った。 サービスは1月31日に、まずは北米でスタートする。 この発表後、同社の株価は急上昇し、本稿執筆現在は117.6%増の6.80ドルだ。 関連記事 ブロックチェーンは仮
ブロックチェーンをはじめとする分散台帳技術の実用化に向け、三菱東京UFJ銀行などのユーザー企業と、日本IBMや日本オラクルといったITベンダーの動きが加速している。2017年3月以降、実証実験の開始やコンソーシアム参加が相次いだ。 分散台帳技術は、取引履歴などのデータベース(台帳)を単一の中央組織が管理せず、複数プレイヤーが分散管理する仕組みを指す。金融取引の場合、台帳を集中管理する「信頼ある第三者」が不要になり、取引コストを減らしやすい。製造業のサプライチェーン管理などへの応用も期待される。 ビットコインから派生したブロックチェーン技術と、分散データベースの分野で研究が進む「合意アルゴリズム」を組み合わせ、多様な分散台帳ソフトウエアが登場している(表)。
「ブロックチェーンはトランザクションの根本を変える力がある」。米IBMのアーヴィン・クリシュナ ハイブリッドクラウド&ディレクター担当シニア・バイス・プレジデントは2017年3月20日(米国時間)、米国ラスベガスで開催中のクラウド関連イベント「IBM InterConnect 2017」の基調講演でこう話した。クリシュナ氏は「ブロックチェーンは決済だけにとどまらない」と、「IBM Blockchain」を使った事例などを紹介した。 クリシュナ氏は「ブロックチェーンがネット上の処理の共通プロトコルになる」と話す。IBMが参加するオープンソースのブロックチェーン基盤「Hyperledger Fabric」を使ったIBM Blockchainは「1万件のトランザクションを1秒で処理できる」(クリシュナ氏)と、性能の高さにも自信を見せた。 ブロックチェーンは仮想通貨の基盤や送金技術といった金融業界
ブロックチェーンの展望と課題 Perspective of Blockchain 2017.02.20 Updated by Ryo Shimizu on February 20, 2017, 12:21 pm JST ブロックチェーンの可能性はまだまだ模索中の段階のようです。 というのも、今のところ有効そうなアプリケーションが暗号通貨しか見つかっていないからです。 1月に東京で開催された「ブロックチェーンハッカソン」では、ブロックチェーンプラットフォームであるイーサリアムを活用して様々な作品が作られました。 しかし、そのどれもが、「敢えてブロックチェーンにする必要があるのか」という質問に対してあまりスマートな解答になっていないような気がするものでした。 作品の中には、GPSと組み合わせて集客したり、カジノの管理やゆるキャラや結婚相手探しなどなど、ブロックチェーンで実装するコストと実際の利
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