寝坊遅刻の郷田9段にボランティアなどの処分 日本将棋連盟は27日、第23期竜王ランキング戦1組で、自らの不注意のため不戦敗となった郷田真隆9段に対する処分を発表した。処分は〈1〉対局料は規定により支払わない〈2〉竜王戦の月額手当て年額(約100万円)の2分の1を返納することを勧告〈3〉ボランティアでの指導対局などファンへの奉仕活動1日―の3点。郷田9段は21日に予定されていた森内俊之9段との対局を、寝坊のため遅刻していた。 米長邦雄会長は「棋士にとって対局は命です。その対局を遅刻により不戦敗とするのは言語道断です。今後、このようなことが二度と起きないよう各棋士に対して注意をいたします」とのコメントを発表した。