毎日のように食べている、おなじみの食パン。食べて「おいしい!」とテンションが上がるほどではないが、決して飽きることのない味がそこにはある。 年中無休で変わらないテンションで愛される味なのが食パンのいいところなのだが、言い換えると季節感がない。そこでどうにか季節感みたいなものが欲しいと思った。 というわけで、夏とパンを結びつけるべく夏っぽいパンを追い求めてみた。夏のパンまつりの始まりである。 (藤原 浩一) 食パンうまい 食パンはおいしい。それも感動するようなおいしさとか、味を想像すると頭から離れたくなるような中毒的なおいしさではない、ふつうのおいしさだ。