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ブックマーク / mainichi.jp (39)

  • イラク開戦:「正当性なかった」当時の米国連大使認める - 毎日jp(毎日新聞)

    【ワシントン草野和彦】イラク戦争開戦時(03年3月)の米国連大使で、後に国務副長官を務めたジョン・ネグロポンテ氏(71)がワシントンで毎日新聞との単独会見に応じた。 対イラク武力行使容認の国連安全保障理事会決議を欠いたままの開戦について、同氏は「急ぎすぎた」と述べ、幅広い国際社会の支持を得られず、「十分な正当性がなかった」と認めた。 ネグロポンテ氏は、今月末にイラク駐留米軍の戦闘任務が完了することを踏まえ、会見に応じた。 米国は武力行使容認決議を得ないまま開戦に踏み切り、「単独行動主義」と非難されたが、同氏は、米国は過去も同様の行動形式をとったことがあると指摘。一方で「私が大統領だったら、(国連による大量破壊兵器)査察にもっと時間を割いただろう」と、ブッシュ前大統領の拙速さを暗に批判した。 旧フセイン政権崩壊後のイラクは、テロや宗派間抗争が激化。ネグロポンテ氏はブッシュ前政権内には「フセイ

  • 自転車:事故で賠償5千万、実刑、失職…加害者に重い代償 - 毎日jp(毎日新聞)

    高額賠償を命じる判決が相次いでいることが判明した自転車を巡る交通事故。一瞬の不注意は被害者や遺族に大きな痛みや深い悲しみをもたらし、長く癒やされることはない。加害者側にも賠償の負担に加え、刑事罰や失職など重い代償がのしかかる。手軽さの裏に潜んでいる「悲劇」が浮かぶ。【馬場直子、北村和巳】 05年11月、東京都杉並区の幹線道路。当時55歳の女性は、結婚したばかりの娘とその夫が訪ねてくるため、もてなしの買い出しに向かったところだった。横断歩道を渡っていると、信号を無視して時速30~40キロで走ってきた自転車にはね飛ばされた。頭を打ち、意識が戻らないまま、数日後に亡くなった。 「まさか自転車事故で亡くなるなんて」。遺族は信じられなかった。「なぜ歩行者の存在に注意を払ってくれなかったのか」。自転車を運転していた当時37歳の会社員男性に賠償を求めて提訴した。 「大事な宝物を失った。『もういない』と思

  • JAXA:通年ロケット打ち上げOKに - 毎日jp(毎日新聞)

    鹿児島県の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センター(南種子町)と内之浦宇宙空間観測所(肝付町)で、盛漁期を避けるため夏季と冬季の190日間に限られてきたロケットの打ち上げを通年で認めることで政府側と周辺5県の漁業団体が合意し、29日、鹿児島県庁で確認書に調印した。欧州宇宙機関(ESA)やロシア宇宙庁が占めてきた人工衛星の「打ち上げビジネス」に、日格参入するための最大の障壁が取り除かれた形だ。 種子島宇宙センターには国産主力ロケットH2Aと改良型のH2Bの発射場がある。打ち上げ期間の制限が撤廃されるのは69年に発射場が創設されて以来初めて。内之浦宇宙空間観測所には小型ロケットの発射場があり、小惑星探査機はやぶさもここから打ち上げられた。 これまで、打ち上げは原則1月1日~2月28日と7月22日~9月30日の年間130日間に限られ、97年に特別枠(6~7月と11~12月の60日

  • ツイッター:利用者数約1000万人に - 毎日jp(毎日新聞)

    簡易型ブログ「ツイッター」の日語版を運営するデジタルガレージ(東京都渋谷区)は23日、利用者向けのイベント「ツイートアップ サマー2010」を開き、日のツイッター利用者が約1000万人(ネットレイティングス調べ)に達したと発表した。 東京都目黒区で開かれたこの日のイベントには、米ツイッターの共同創業者、エバン・ウィリアムス最高経営責任者(CEO)が来日して参加した。ウィリアムスCEOは「ツイッターはこの2年間で素晴らしい成長をした。特に日で伸びている」とあいさつ。サッカーワールドカップアフリカ大会中の会話数をグラフ化したところ、日・デンマーク戦後の日語の会話が1秒あたり3283ツイートで世界最多を記録したという。 また、イベントには音楽家、坂龍一さんの娘で、同じく音楽家の坂美雨さんが参加し、「父に勧められてツイッターを始めた。みんなが気軽に書いてくれるので、だんだん素の自

  • 自閉症:複数の遺伝子のコピーミスから起きる可能性 - 毎日jp(毎日新聞)

    新生児100人に1人の割合で生じるとされる脳の機能障害「自閉症スペクトラム」が、複数の遺伝子のコピーミスから起きる可能性があることが、英オックスフォード大などの研究で分かった。症状や問診をもとにしてきた診断法の改善につながる成果で、10日、英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。【斎藤広子】 自閉症スペクトラムは、他者とのコミュニケーションや社会性の発達に遅れが見られる。自閉症のほか、知的障害がなく特異な才能を発揮する「アスペルガー症候群」なども含み、症状の多様さから「スペクトラム(連続体)」と呼ばれる。 チームはヨーロッパ人の患者996人と健康な1287人のゲノム(全遺伝情報)を比較。その結果、父と母から一つずつ受け継ぐべき遺伝子が一つ足りなかったり、三つになるコピーミスが、患者は健康な人より平均19%多く、健康な人ではめったに起きない遺伝子で起きていた。コピーミスは「コピー数多型(た

  • 光記録媒体:新素材発見 ブルーレイの200倍情報記録も - 毎日jp(毎日新聞)

    光を当てるだけで、電気を通しやすい状態と通しにくい状態を行ったり来たりする金属酸化物を、大越慎一・東京大教授(物性化学)らのチームが発見した。光を使って情報を記録するDVDやブルーレイディスクの材料に比べ、格安で大量生産でき、記録密度もはるかに高いという。次世代の光記録材料として注目されそうだ。23日付の科学誌「ネイチャー・ケミストリー」(電子版)に掲載された。 大越教授らは、おしろいの原料や光触媒として広く使われている酸化チタン類に着目。チタン原子3個と酸素原子5個が結合した「五酸化三チタン」のナノ結晶(粒径8~20ナノメートル、ナノは10億分の1)を作り、性質を調べた。この結晶は、電気を通しやすい黒色の粒子で、紫外線-近赤外線に相当する波長のレーザー光を当てたところ、結晶構造が変化し、電気を通しにくい半導体的な性質に変わった。その逆の変化が起きることも確かめた。最も一般的な「二酸化チタ

  • 絶縁体:電気信号伝達 夢の「8割省エネ」 - 毎日jp(毎日新聞)

    電気を通さない「絶縁体」の物質に、磁気を使った方法で電気の信号を通すことに、東北大金属材料研究所の斉藤英治教授(物性物理学)らのチームが世界で初めて成功した。IC(集積回路)チップに使う場合、銅線に比べエネルギー消費量が8割軽減するとみられる。今後、革新的な省エネルギー技術の開発につながりそうだ。11日、英科学誌「ネイチャー」で発表した。【奥野敦史】 金属や半導体に電流を流すと、電子の移動に伴い発熱してエネルギーが失われ、省エネ化の妨げになっていた。斉藤教授らは磁気を生み出す電子の自転「スピン」に着目した。斉藤教授は06年、電子から電子へスピンが伝わる「スピン波」と電流を相互に変換できることを発見。今回はその理論を応用した。 研究チームはICチップなどに使われる磁石の一種の「磁性ガーネット」という絶縁体を用意。両端に白金(プラチナ)の端子を取り付け片方の端子に電流を流した。すると電流が白金

  • 太陽熱発電:30年ぶり復活へ 東工大技術で低コスト実現 - 毎日jp(毎日新聞)

    太陽熱でタービンを回し発電する「太陽熱発電」計画が、国内では約30年ぶりに復活する。石油ショック後の81年、香川県で試みられたが、採算面などの理由で中止。その後、東京工業大を中心に技術改良が進み、低コストの新方式を開発した。国内有数の日照時間を確保できる山梨県北杜市に、実験プラントを建設する計画が進んでいる。【田中泰義】 計画を主導するのは玉浦裕・東工大教授(エネルギー転換)らのチーム。「温室効果ガス排出ゼロ」を掲げて開発が進むアラブ首長国連邦のアブダビで試験を重ね、実用化が期待できる出力が得られる見通しが立った。 太陽熱発電は発電中に温室効果ガスを出さないうえ、「太陽光発電」と違い、蓄熱することで曇天や夜間でも発電が可能だ。欧州の業界団体などによると、世界の推定総発電規模は現在、原発4基分と少ないが、50年には世界の総発電量の最大12%を占めるまでに成長すると予想している。 アブダビでは

  • 暮らし・学び・医療 | 毎日新聞

    急速に広がる生成AI人工知能)を巡り、文化審議会小委員会は、AIがウェブ上のデータを取り込む「機械学習」に著作権者の許諾は要らないとする考え方を維持しつつ、権利侵害の具体例をあえて示すことで野放図な利用をけん制した。AIによる技術革新に期待が高まる一方、クリエーターらは権利侵害への懸念が拭えず、

    暮らし・学び・医療 | 毎日新聞
  • ワーナー・マイカル:3Dも対応 シーンに合わせ動く座席 - 毎日jp(毎日新聞)

    映画館運営のワーナー・マイカルは4日、イオン大高ショッピングセンター(名古屋市緑区)に3月23日開業する映画館に、映画のシーンに合わせて動く座席「ディー・ボックス」を導入すると発表した。前後左右と上下に最大で4センチ弱動く。音に連動して振動する座席はこれまでもあったが、映像で動く座席は国内映画館で初という。 ヘリコプターが離陸する場面で浮き上がったり、車がハンドルを切った時に左右に動いたりする。担当者が映画ごとに動き方を設定するため上映作品は限られるが、三次元映像にも対応するという。全401席の大型スクリーンのうち13席のみ対応させる。利用するには、通常の鑑賞料に加え、1000円の追加料金がいる。【宮島寛】

    gigaricky
    gigaricky 2010/02/11
  • 味覚:「辛み」「苦み」若者敬遠 好みは「マイルド」、成熟せず成長か - 毎日jp(毎日新聞)

    「わさび抜きは珍しい注文とは感じなくなりました」と話す小川店長(左)=東京都渋谷区の「すしざんまい渋谷東口店」で、藤田祐子撮影 ◇すしはサビ抜き、低刺激のミントガム… 辛いもの、苦いものを敬遠する若者が増えているという。すし店では、わさび抜きを注文する若者が目立ち、眠気覚ましのガムも刺激を抑えた商品が発売されている。子どものころから味覚や嗜好(しこう)があまり変わらず、「大人の味」が苦手な若者が増えているようだ。【藤田祐子】 「『サビ(わさび)抜きで』という注文をよく受けます。ここ数年、多くなったという印象です」 東京都渋谷区の「すしざんまい渋谷東口店」の小川誠一郎店長(38)は話す。JR渋谷駅前の繁華街で24時間営業し、若い世代を中心に1日300人を超す来客がある。サビ抜きをリクエストするのは「圧倒的に20代の若い方で、特に女性が目立つ」という。 わさびのピリッとした刺激があってこそ、す

  • パナソニック:持ち替え不要 前も後ろもとがったアイロン - 毎日jp(毎日新聞)

    パナソニックは12日、とがった先端部を前後につけたコードレススチームアイロン「カルル」の新シリーズを2月10日に発売すると発表した。先端部の形状が前後対称の「ダブルヘッド」で持ち替える手間が減り、アイロンかけ時間が約20%短縮できるという。想定価格は1万2000~1万7000円で月産1万7000台。 布にあてる部分の形状変更は1927年発売の製品以来83年ぶり。同社調査では、従来品でワイシャツ1枚をアイロンがけする時間は平均4分52秒だが、新シリーズでは方向転換が少ないため3分52秒に60秒短縮できる。「ダブルヘッド」はこれまでもアイデアとしてはあったが、スチーム性能の改善などを優先してきたため、商品化は初めて。微減傾向にある国内のアイロン販売のテコ入れを図る。【岩崎誠】

    gigaricky
    gigaricky 2010/01/20
  • 宮崎ネオアグリファンド:新福青果に投資 将来性を評価 /宮崎 - 毎日jp(毎日新聞)

    宮崎銀行などが出資する「宮崎ネオアグリファンド」を運営する宮銀ベンチャーキャピタルはこのほど、第2号投資先に都城市の新福青果を選び、8000万円を投資したと発表した。 の安心・安全を守るため、グローバルGAP(世界適正農業規範)や宮崎認定エコファーマーの取得などに取り組む新福青果の将来性を評価した。投資期間は7年間で、同社発行の社債を引き受けた。同社は04年の全国農業コンクールでグランプリを受賞した。 ファンドは7月に設立され、9月に「有田牧畜産業」(西都市)に5000万円を投資している。

  • 太平洋戦争:旧海軍大将らの証言記録、刊行準備進む - 毎日jp(毎日新聞)

    旧日海軍の大将ら幹部47人が、太平洋戦争を振り返った膨大な証言記録を旧海軍OBらで構成される団体が保管。来年春の刊行を目指し、準備を進めている。戦後、公の場に出ず「沈黙の提督」と呼ばれた井上成美(しげよし)、嶋田繁太郎元大将らが後輩の元軍人の聞き取り調査に応えたもので、昭和海軍の実像を伝える貴重な資料だ。【栗原俊雄】 記録を保管しているのは、旧海軍OBらが構成する財団法人「水交会」(東京都渋谷区)。1956~61年ごろ故・小柳富次元海軍中将らが聞き取り、冊子にしたもので「小柳資料」と呼ばれる。全44冊、400字詰め原稿用紙で約4000枚。元大将が10人、中将が30人(うち陸軍1人)。 嶋田元大将は戦後、外部の取材には一切応じなかったという。だが小柳元中将に対しては能弁で、1941年12月8日の真珠湾奇襲成功後、衆議院で戦況を報告した際に議員の「感激熱狂振(ぶ)り」をみて「これからが難しく

  • 国会図書館:パンク寸前…新刊急増、本のサイズも大型化 - 毎日jp(毎日新聞)

    出版社から納入されたの山。この日も寄贈分を含めて約900冊が届いた=東京都千代田区永田町1で2009年11月、合田月美撮影 国内で出版されるすべてのを保管している国立国会図書館(東京都千代田区)の収容スペースが限界に近づいている。出版点数の激増とサイズの大きなが増える傾向にあることやCD・DVDの保管も原因で、「あと2~3年持つかどうか」(担当者)という。書庫の増設計画はあるが完成には5年以上かかる見通しで、一部の保管点数を2冊から1冊に減らしたほか、閲覧を一部中止し、箱詰めして保存する「書架外配置」の検討も始めている。【合田月美】 同図書館は、国立国会図書館法で国内で発行されたすべての出版物を収集・保存することが義務付けられており、ほぼ毎日、全国から大量のや新聞、雑誌が届く。蔵書は08年度末時点で、書籍929万冊を含む約3565万点に上る。08年度の来館者数は約65万人だった。

  • ネット選挙運動:解禁、公選法改正へ 来夏参院選にも - 毎日jp(毎日新聞)

    鳩山政権は3日、ホームページ(HP)の更新などインターネットを利用した選挙運動を解禁する方針を固めた。ネット選挙解禁は民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込まれており、来年の通常国会で公職選挙法改正案を成立させ、来夏の参院選での実現を目指す。これにより、有権者は公示後もネットを介して候補者情報を自由に入手できるようになる。選挙の情報発信のあり方は大きな変化を遂げる見通しだが、候補者になりすましたネットの悪用などの課題も残っている。【中井正裕、石川貴教】 先月の記者会見で原口一博総務相は「インターネット選挙の解禁もマニフェストで約束している」と言明。民主党の小沢一郎幹事長も公選法改正について「それなりに時間をかけて議論して成案を得たい」と述べるなど、政権交代が解禁への扉を開けた形だ。 ネットの選挙運動への利用は▽費用が比較的少額▽候補者と不特定多数の有権者の意見交換が容易▽候補者の政

  • 村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー(1) 「来夏めどに第3部」 - 毎日jp(毎日新聞)

    5月に出した長編小説『1Q84』(第1、2部、新潮社・各1890円)が大きな話題となっている作家、村上春樹さんがこのほど、毎日新聞のインタビューに応じた。1980年代の日を舞台に「個人とシステムの対立」を描いた重層的な物語だが、村上さんはさらに第3部を執筆中であることを初めて明らかにした。新作に込めた思いを聞いた。【構成・大井浩一】 ■最初は『1985』 --『1Q84』は現在、2巻とも18刷を重ね、「BOOK1」が123万部、「BOOK2」が100万部と、ミリオンセラーを記録。複数の研究が出版されるなど、驚異的な反響を巻き起こした。 「僕の固定読者は、長編で約15万~20万人いると自分では考えています。それくらいだと、自分の発信したものがそれなりに受け止められているという手応えがある。50万、100万となっちゃうと、どんな人が読んで、どんな感想を持っているかはなかなか見えないですよ

    gigaricky
    gigaricky 2009/09/17
  • 日本が変わる:「独法」見直し 「埋蔵金」回収、難航も - 毎日jp(毎日新聞)

    <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> 民主党は政権交代後に、「天下り」や「非効率な事業運営」が問題視される独立行政法人の抜的な見直し作業を格化させる。通則法の改正などで独法の「埋蔵金」を回収し、新たな財源を確保する方針で、公務員制度改革の一環として天下り先となっている独法の「解体」を図る狙いもある。だが、独法の廃止や事業縮小は行政サービスの低下につながる恐れもあり、見直しには重い政治決断が必要になりそうだ。【平地修】 ◇大胆な事業縮小・廃止 「高度な政治決断要する」 民主党は多数の官僚OBが天下りする独法を「無駄の温床」として批判。不要事業を廃止するなど「独法のあり方は全廃を含め抜的な見直しを行う」としている。99法人の資産と負債の差に当たる純資産は計24・4兆円で、このほとんどを政府による出資金が占めている。独法を廃止して資産と負債を整理した場合、超過資産に相当する純資産の

  • 抜け毛:原因遺伝子を発見 マウス実験、治療薬に期待--遺伝研と慶大 - 毎日jp(毎日新聞)

    抜け毛の原因にかかわる遺伝子を国立遺伝学研究所(静岡県三島市)と慶応大がマウスで見つけた。人も共通の仕組みを持つ可能性が高いという。25日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。 この遺伝子がつくるたんぱく質「Sox21」は、神経細胞の発生や増殖に関係していることが知られている。 遺伝研の相賀(さが)裕美子教授(発生遺伝学)と慶応大医学部の岡野栄之教授(生理学)らは、生まれつきSox21遺伝子を持たないマウスを作った。このマウスは生後まもなく体毛が生えそろうが、生後15日ごろ頭部から脱毛が始まり、1週間で全身の毛が抜けた。その後は、25日周期で脱毛と発毛を繰り返した。 マウスの毛は25日周期で生え変わる。脱毛マウスも周期や発毛機能は正常だが、抜けるスピードが異常に速かった。体毛を詳しく調べたところ、毛の表面を覆い、うろこのような形で毛根とつながっているキューティクルがほとんどなかった。

    gigaricky
    gigaricky 2009/06/11
    生理作用を人為的に止めることで、何か副作用はないものか。