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ブックマーク / mainichi.jp (39)

  • 記者の目:トランス脂肪酸の含有量表示=小島正美(生活報道部) - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇義務化は尚早、まず実態調査を 心疾患のリスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、消費者庁は10月、品事業者に自主的な表示を求める指針案を公表した。今後は義務化を検討するというが、そもそもトランス脂肪酸は日人にとって脅威ではない。まずは、健康にどんな影響を与えているのか調査が必要で、表示の義務化は尚早だと思う。 トランス脂肪酸は油脂の一種。液体の植物油をマーガリンやショートニングなどの固体に加工する時に生じる。ケーキ、ドーナツ、パン、マヨネーズ、クリーム類に多く含まれ、サクサクした感が出る。取り過ぎると動脈硬化や心疾患のリスクが高くなることから、世界保健機関(WHO)は03年、1日当たりの摂取量を総エネルギー量の1%未満(日人は2グラム前後に相当)となるよう勧告した。 現状はどうか。品安全委員会によると、日人の平均摂取量はエネルギー比で約0・3~0・7%。1日の平均摂取量も

  • 世界バレー:iPadで采配 リアルタイムで情報把握 - 毎日jp(毎日新聞)

    セルビア戦でiPadを手に選手に指示を出す日本代表の真鍋政義監督=東京・代々木第1体育館で2010年11月3日、三浦博之撮影 バレーボール世界選手権の女子第16回大会で、日本代表が今大会から使用している多機能情報端末「iPad(アイパッド)」が注目されている。代表の真鍋監督は、スタッフから届けられた現在進行形のデータをiPadで見ながら、采配(さいはい)を振っているのだ。 コートサイドでプレー内容を打ち込んでいる渡辺啓太・分析担当によると、情報収集しているのはサーブ、サーブレシーブ、トス、スパイク、ブロック、ディグ(アタックのレシーブ)の6分野。相手の攻撃パターンや選手の特徴などのビデオ研究は以前から行われてきたが、当日のプレーのデータはセット間に紙に印刷して渡していた。iPadを利用した場合、その日のデータをリアルタイムで把握し、「試合途中での戦術の修正や選手交代に迅速に生かせることが強

  • 集積回路:くしゃくしゃに丸めてもOK 東大教授ら開発 - 毎日jp(毎日新聞)

    0.02ミリという極薄の集積回路(IC)を、東京大の染谷隆夫教授と関谷毅講師のチームが開発した。有機物を材料に使い、ハンカチのようにくしゃくしゃに丸めても性能を維持できるのが特徴で、医療機器や折りたたみ式ディスプレーへの応用が期待できるという。7日付の英科学誌ネイチャー・マテリアルズ(電子版)に発表した。 ICはトランジスタなどの素子を組み合わせた電子回路で、パソコンや携帯電話などに使われている。トランジスタはシリコン型が主流だったが、近年は炭素などででき、軟らかく扱いやすい有機トランジスタの開発が進められてきた。 チームは、ICの基板となるプラスチックフィルム上で、髪の毛の太さの1万分の1に相当する数ナノサイズの物質を操作する技術を開発。フィルム上に有機トランジスタを均一に配置することに成功し、厚さ0.02ミリのICを作った。ICは乾電池並みの2ボルトの電圧で大きな電流を作り出せ、従来の

  • 赤潮:「海の悪役」一転、アサリのエサに 山口 - 毎日jp(毎日新聞)

    山口県水産研究センター(山口市)が、赤潮を用いたアサリの稚貝育成に取り組んでいる。漁業被害をもたらす「海の悪役」をエサにしてアサリを育てるという大胆な発想で、全国でも初の試みだ。各地でアサリの人工種苗の研究が進められているが、エサが少なくなる梅雨時期の成長鈍化が長年の課題だった。センターは「今回の研究で光明がさした。資源回復につなげたい」としている。 稚貝育成に用いられるのは、県内で発生する赤潮の主要な原因である「ヘテロシグマ・アカシオ」。九州南部で被害が相次ぐ「シャットネラ」よりも毒性が比較的弱く、梅雨期でも培養できる。県内では真夏を除いた5~11月に発生しやすく、1ミリリットルあたり5000個以上で注意報が発令される。今シーズンはヘテロシグマによる警報、注意報が県内の瀬戸内海側で計3回発令された。 赤潮は養殖魚が死ぬといった被害を出すが、アサリなどの二枚貝はむしろよく肥えるといった通説

  • 銀輪の死角:元官僚、自転車政策「反省」 歩道走行40年放置 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇重大事故、高まる危険性 自転車と歩行者の事故急増について、元建設官僚で現在は自転車交通の研究に取り組む元田良孝・岩手県立大教授(59)が「政策的に自転車を軽視してきたことを反省している」と、毎日新聞の取材に語った。事故対策には自転車と歩行者の通行の分離が不可欠として「自転車専用の通行空間整備が必要。政府は腰を据えなければならない」と訴えた。【北村和巳、馬場直子】 元田氏は75年に旧建設省入省。キャリア技官として道路行政全般を担当、土木研究所交通安全研究室長や大阪国道工事事務所長などを歴任した。98年に退官後、自転車道整備の歴史や利用実態などを研究する中で、自転車行政の不十分さを痛感したという。 官僚時代は、車の激増による渋滞深刻化を受け、車の円滑走行に向けた道路整備ばかりを考えていた。92年に「自転車先進国」とされるオランダを視察、整備された自転車道を見て、「こういうものがあることを初め

  • 小中高生:この2年で体力向上 85年度には及ばず - 毎日jp(毎日新聞)

    小中高生の体力や運動能力がこの2年間で明確に向上傾向を示していることが文部科学省の09年度体力・運動能力調査で分かった。中学生男子を除く08、09年度の体力テスト合計点が、新種目が加わった98年度以降で1位か2位となった。 調査は09年5~10月に6~79歳の男女計約7万人を対象に実施。小学生は握力や反復横跳びなど8種目、中高生はこれに持久走を加えた9種目で調べた。 各年齢層の代表値として選んでいる▽11歳(小学生)▽13歳(中学生)▽16歳(高校生)の合計点(80点満点)は、16歳男女が過去1位、11歳男女と13歳女子が2位。13歳男子は6位だった。 一方、体力水準が最も高かった85年度に比べ、どの年齢層も身長が伸び体重が増えているのに「走(50メートル走、持久走)」と「投(ボール投げ)」のすべてで記録を大幅に下回った。順天堂大の内藤久士教授(運動生理学)は「子供の体力改善は急務という認

  • 合成着色料:「子どもの活動や注意力に悪影響を与える恐れ」警告表示、EUが義務付け - 毎日jp(毎日新聞)

  • 脳卒中:まひの手回復に新手法 慶応大チーム開発 - 毎日jp(毎日新聞)

    脳卒中の後遺症で長期間まひした手の機能を改善させる手法を、慶応大の里宇明元(りう・めいげん)教授と牛場潤一講師らのチームが開発した。スポーツのイメージトレーニングのように手を動かすことを想像し、脳に刺激を与える訓練を繰り返すことで、筋肉の働きを誘発させた。チームは、新しいリハビリ法になるとみて、実用化を目指した臨床試験に着手した。【西川拓】 国内の脳卒中患者は約150万人と推定され、まひが残る人が多い。現在のリハビリでは、比較的軽度のまひを電気刺激などで回復させる方法がある。しかし、数年間も動かなくなった完全まひの患者では、まひしていない方の手足を鍛えるしかなく、事実上治療を断念している。 チームは、手を動かす際に出る脳波が現れると、手首に装着した電動装具が動くシステムを構築した。 まひした患者の場合、最初は動かすことのできる人と異なる波形になる。そこで、コンピューター画面を通して違いを確

  • 魚の寄生虫:「いける味」 甲殻類の空揚げ、パリパリ「最高」--大分県水産研究部員 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇アニサキスは“要注意” 大分県水産研究部(佐伯市)養殖環境チームの主幹研究員、福田穣(ゆたか)さん(53)が魚の寄生虫をべてみるという果敢な試みを続けている。「単なるゲテモノい?」と勘違いされる向きもあろうが、「海の魚の寄生虫のほとんどは無害。正しい知識を持ち、必要以上に恐れないで」と福田さんはいたってまじめ。寄生虫への不安解消をアピールしている。 イタリアには「マカロニ・ディ・マーレ」(海のマカロニ)という料理がある。実は、小麦粉で作ったものでなく、魚の腹に寄生するサナダムシの仲間が原料なのだ。日でも北海道や東北で、この虫をきしめんのように生でつるつるべる習慣があったという。 これまで約20種類を試した福田さんのイチ押しが、マダイの口の中に寄生するタイノエだ。エビやカニと同じ甲殻類。大きなものは5センチある。空揚げにすると「卵がいっぱい詰まった旬のシャコのような味で、殻ごとパ

  • 台風:潜水艦使い海水温度下げて抑制 三重の会社が特許 - 毎日jp(毎日新聞)

    三重県桑名市の鋼(こう)構造物設備会社が、台風が進む海域に潜水艦を出動させ、海中の低温水をくみ上げて海面水温を下げることで勢力を弱める構想をまとめ、このほど日とインドで特許を取得した。海面水温が高いと台風の勢力が維持されることに着目して考え出したという。 この会社は伊勢工業で、06年1月に日と米国、インドの3カ国で申請、今年7月に日とインドで認められ、近く米国でも認められる見通しという。 特許は「海水温低下装置」という名称で、潜水艦の両側に長さ20メートル、直径70センチのポンプ付き送水管を8取り付けたうえで、水深30メートルから低温の海水を海面にくみ上げる仕組みだ。 発案者である同社の北村皓一社長(84)によると、潜水艦1隻当たりの送水能力は毎分480トン。潜水艦20隻を台風の進路に配備すると、1時間で周辺海域5万7600平方メートルで水温を3度程度下げられ、台風の勢力を弱められ

  • 中国人観光客:心臓発作、治療費600万円超 保険適用されず家族困惑 /大阪 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇「日旅行ブーム」の陰で 今月2日に中国から観光で関西国際空港に降り立った男性(72)が心臓発作で倒れて病院に入院、医療費が600万円以上に膨らみ、家族らが途方に暮れている。渡航前に旅行保険に加入したが、病気の治療には適用されず、全額自己負担を求められているためだ。集中治療室で意識が戻らない中、家族は「どうやって支払ったらいいのか」と困っている。 男性は河南省から来日した医師、王〓貴さん。の趙翠芳さん(68)と団体ツアーで来日、10日間かけ国内を巡る予定だった。 王さんは関空に到着直後から胸に痛みを覚え、空港近くのホテルでさらに悪化。意識を失い、泉佐野市の病院に救急搬送された。緊急手術の費用や入院などで治療費は16日までで計約658万円に達し、今後さらに増える見込みだ。しかし、中国で加入した旅行保険では、既往症には適用されない。 王さんは勤務先の病院を退職し、現在、月ごとに支払われる約

  • 貧困ビジネス:改正特定商取引法で規制を…大阪弁護士会 - 毎日jp(毎日新聞)

    生活保護費を吸い上げる無料低額宿泊所などの「貧困ビジネス」業者について、大阪弁護士会などが09年12月施行の改正特定商取引法を用いて規制するよう国や自治体に働きかける取り組みを始めた。路上生活者に声をかけて住まいや事を有償で提供するのは法が対象とする訪問販売にあたり、違反があれば解約や全額返金が可能との考え方だ。民主党や一部自治体が準備する新たな規制法案・条例は返金などの点が明確ではなく、同弁護士会などは再検討を訴えている。 改正前の特商法は、エステティックサロンや語学教室など規制対象とする商品やサービスをその都度政令で定めていた。改正法は原則としてすべての商品やサービスを対象にし、定められた契約書がないなどの違反があれば、業者はいつでも利用者に料金を返還しなければならないと規定している。その際、業者側は違約金などの請求もできない。 民主党は貧困ビジネスを規制する法案提出を検討している。

  • 熱水鉱床:沖縄の海底で発見 レアメタルも存在か - 毎日jp(毎日新聞)

    沖縄島の北西約100キロの海底で、熱水が噴き出している活動域が見つかった。東京大などの研究チームが17日、発表した。周囲には、マンガンやアンチモンなどレアメタル(希少金属)を含んでいるとみられる鉱物の塊も発見された。海底の新たな鉱山として注目されそうだ。 研究チームは、熱水に含まれるマンガンや硫化水素を感知できるセンサーを開発し、無人探査機に搭載。11日までの8日間、火山地形であるカルデラが広がる海域を調べた。 すると、海底(水深500~600メートル)の3カ所で、43~247度の水が噴き出していた。うち1カ所では、直径50センチの煙突状の構造物が高さ1~2メートルに伸び、先端から121度の熱水が立ちのぼっていた。 最近、こうした構造物を含む活動域「熱水鉱床」は新たな鉱山として注目され、日近海で探査が活発化している。チームはすでに岩石を採取しており、今後、金属の種類や含有量を分析する。

  • ミドリムシ:目的の細胞だけ抽出・運搬 がん検出に応用も - 毎日jp(毎日新聞)

    植物と動物の性質を併せ持つミドリムシに、目的の細胞だけを抽出・運搬させる方法を、名古屋大の馬場嘉信教授と岡行広・助教のチームが考案した。患者の検体からがん細胞や病原体を検出したり、再生医療で必要な細胞だけを分離するのに役立つ可能性があるという。16日、仙台市で開催中の日分析化学会で発表する。【須田桃子】 チームは、ミドリムシが光合成で自ら栄養を作り出すため簡単に培養でき、光に反応して液体中を移動する性質に着目した。 実験では、特定の細胞を認識する分子などをミドリムシの表面に付着させた。その上で、二つの容器を約5センチの管でつなぎ、一方の容器に、2種類の疑似細胞(蛍光物質)各2万個と、ミドリムシ3000匹を投入。ミドリムシは2種類のうちの目的としていた疑似細胞のみをくっつけ、光を当てると、もう一方の容器に移動した。約90分後、その疑似細胞は自然にミドリムシから離れ、35%にあたる約700

  • バーガーキング:満足いくまで召し上がれ! バーガー「おかわり自由」キャンペーン - 毎日jp(毎日新聞)

    バーガーキング・ジャパンは16日から、同社のハンバーガー「WHOPPER(ワッパー)」を自由におかわりできる「“B”iking(バイキング)」キャンペーンを開始する。同日~10月15日の期間限定。 店内でワッパー系ミール(フレンチフライもしくはオニオンリング+ドリンクのセット)をべきると、購入したハンバーガーと同じ商品をいくつでもべられる。対象商品はワッパー系ミール(MMサイズ以上、グリルTeriyakiミール含む)で、カウンターにバーガーの包装紙とサイドメニュー(ポテト・オニオン)の入れ物、購入時のレシートの3点を持っていく。受付時間は、レシートに記載されている時間から30分間。ワッパーミールのMMサイズ(フレンチフライMもしくはオニオンリングM+ドリンクM)は750円。 同社は「欲の秋にふさわしく、バーガーキングでしか味わえない幸せを多くのお客様に心ゆくまで実感していただきたい」

  • 光合成:クロレラ投入で臓器復活 心停止後、ラットで成功 - 毎日jp(毎日新聞)

    クロレラの光合成能力を利用し、心停止から時間が経過した膵臓(すいぞう)内の酸素、二酸化炭素濃度を改善、機能まで回復させることに、山岡一平・大塚製薬工場主任研究員らのチームが動物実験で成功した。世界で初めて動物と植物の間で、酸素と二酸化炭素のやり取りを実現させた成果で、心停止後の臓器を移植する道が開かれる可能性がある。11日に宇都宮市で開かれた日蘇生学会で発表した。【永山悦子】 チームは、呼吸不全状態にしたラットの腹膜上に酸素が溶け込みやすい液体とクロレラを入れてLED(発光ダイオード)を照射。低かった血液中の酸素濃度が、光合成を行ったクロレラからの酸素によって高まる一方で、高濃度だった二酸化濃度はクロレラに取り込まれ、元通りに近づいた。 また、心停止から3時間放置したラットの膵臓を摘出。同様の仕組みの液体に30分間膵臓を入れ、別の糖尿病のラットに移植した。その結果、移植された全6匹の血糖

  • 国保料:プログラムミスで徴収もれ 180市町村 - 毎日jp(毎日新聞)

    北海道から九州までの約180市町村の国民健康保険料徴収システムを作った「日立情報システムズ」(東京都品川区)のプログラムにミスがあり、納入先の自治体の多くで徴収もれが発生しているとみられることが8日、分かった。同社は「各自治体には、プログラム修正など誠意を持って対応したい」と謝罪している。 ミスは来年75歳を迎える、うるう年の1936(昭和11)年2月29日生まれの人の国民健康保険制度から後期高齢者医療制度への移行に伴う処理をめぐるもの。国の指針では、来年3月1日から、後期高齢者医療制度へ移行することになっているが、2月29日生まれを2月28日生まれとし、2月から同制度へ移行するよう処理するため、来年2月分の国保料が徴収されないケースがあることが判明した。 1936年2月29日生まれの市民が今年度の国保料納入で来年2月分の国保料が未納となるケースは、愛媛県新居浜市で4世帯(未収分は1310

  • マルチメディア放送:事業者にドコモ陣営選定 電監審方針 - 毎日jp(毎日新聞)

    総務相の諮問機関、電波監理審議会は7日、12年4月から携帯端末向けにサービス開始予定の「マルチメディア放送」の事業者として、NTTドコモ陣営の「マルチメディア放送」(東京都千代田区)を選定する方針を固めた。週内に正式決定する。 マルチメディア放送の事業者枠は1社で、選定にはKDDI陣営の「メディアフロージャパン企画」(同)も名乗りを上げ、日独自規格を採用するドコモ陣営と、米国規格を採用するKDDI陣営の一騎打ちとなった。原口一博総務相は7月の政務三役会議で「日米関係にも配慮して妥当な結論を得るように」と指示。総務省は選定手続きを透明にするため、事業者を絞らない異例の方法で電監審に選定を諮問していた。 ドコモ陣営の基地局整備費はKDDI陣営のほぼ半額の438億円。基地局整備費が低い方が、コンテンツを提供する事業者向けの利用料が安くなり、より多い事業者の参入が見込めることなどの点が、評価を受

  • イネ遺伝子:カドミウムのコメ蓄積抑制…岡山大教授ら発見 - 毎日jp(毎日新聞)

    コメにカドミウムが蓄積しないよう制御するイネの遺伝子を岡山大などの研究チームが特定した。汚染土壌でも栽培できる品種の開発が期待される。米科学アカデミー紀要電子版に6日掲載された。【大場あい】 カドミウムは自然界に存在する重金属で、人体に蓄積されると腎機能障害などを招く。イネの場合、根からカドミウムを吸収し、用となる実の部分(コメ)や茎、葉に蓄積される。日ではイタイイタイ病などカドミウムによる健康被害が全国で起きたほか、途上国の鉱山周辺などでも問題化している。 同大の馬建鋒(ま・けんぼう)教授(植物栄養学)らは世界各地のコメの代表品種140種を同じ土壌で育てカドミウムの蓄積量を比較。蓄積量の多いネパールの品種「アンジャナ・ダーン」(インディカ種)と、少ない日の品種「日晴」(ジャポニカ種)の遺伝子を調べた。 アンジャナ・ダーンは茎や葉など地上部分にカドミウムが多く含まれるが、根の蓄積量

  • もんじゅ:重さ3トンの中継装置落下 原子炉容器内に - 毎日jp(毎日新聞)

    作業準備のため、取り外されて横倒しになっているトラブル前の炉内中継装置(左奥)=高速増殖原型炉もんじゅで2010年8月6日、酒造唯撮影 原子炉停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で26日午後2時48分ごろ、原子炉容器内に据え付けていた炉内中継装置(長さ12メートル、直径55センチ、重さ3.3トン)の撤去作業中、ワイヤで約2メートルつり上げたところで荷重がゼロになって衝撃音がした。日原子力研究開発機構は、装置を原子炉容器のナトリウム内に落としたとみて調べている。放射線モニターや破損燃料検出装置の数値に変化はなく、燃料に損傷はないとみている。環境への影響もないという。 原子力機構によると、装置はステンレス製の筒。燃料貯蔵設備から燃料を炉心に装荷したり、使用済み燃料を炉心から取り出す際に仮置きするために設けられており、ナトリウム中で燃料を扱うもんじゅ特有のものだ。7月27日に据え