電気を通さない「絶縁体」の物質に、磁気を使った方法で電気の信号を通すことに、東北大金属材料研究所の斉藤英治教授(物性物理学)らのチームが世界で初めて成功した。IC(集積回路)チップに使う場合、銅線に比べエネルギー消費量が8割軽減するとみられる。今後、革新的な省エネルギー技術の開発につながりそうだ。11日、英科学誌「ネイチャー」で発表した。【奥野敦史】 金属や半導体に電流を流すと、電子の移動に伴い発熱してエネルギーが失われ、省エネ化の妨げになっていた。斉藤教授らは磁気を生み出す電子の自転「スピン」に着目した。斉藤教授は06年、電子から電子へスピンが伝わる「スピン波」と電流を相互に変換できることを発見。今回はその理論を応用した。 研究チームはICチップなどに使われる磁石の一種の「磁性ガーネット」という絶縁体を用意。両端に白金(プラチナ)の端子を取り付け片方の端子に電流を流した。すると電流が白金
米新興企業のVirsto社が2月半ばに仮想化市場に参入してきた。 2007年に設立され、August Capital社およびCanaan Partners社主導の出資による850万ドルの資金で経営が維持される同社を率いるのは、Creekpath Systems社(後にHP社に買収されたOpsware社により買収)の元最高経営責任者(CEO)、Mark Davis氏。Davis氏は、Quest社によって買収されたMonosphere社でもマーケティング担当バイスプレジデントを務めていた。 Davis氏が率いる幹部や顧問のチームは興味深く、そこには共同創業者兼最高技術責任者(CTO)のAlex Miroshnichenko氏(Acronis社の元CTO)、共同創業者兼エンジニアリング担当バイスプレジデントのSerge Pashenkov氏(Symantec社により買収されたPowerFile社
民間気象会社ウェザーニューズの超小型衛星「WNI衛星」の開発が大詰めを迎えている。同社が資金を提供し、東大発ベンチャーであるアクセルスペースが開発しているもので、大きさは一辺27cm、重量は10kg弱。可視光と赤外線のセンサを搭載しており、北極の海氷を観測する予定だ。 アクセルスペースが入る東葛テクノプラザ(千葉県柏市) 中村友哉CEO(左)と宮下直己CIO(右)。中央がWNI衛星の試作機 現在、日本には衛星メーカーとして、三菱電機とNECの2社があるが、アクセルスペースはもっと小型の衛星を開発することを目的として、中村友哉CEOらが設立した。数トンクラスの大型衛星になると、開発期間は長く、コストも数百億円という規模が必要となる。衛星を小型化して、もっと早く、安く、たくさん打ち上げられるようにするのが狙い。そうなれば、一般の企業でも自前の"マイ衛星"を持つことが可能となる。 WNI衛星のミ
March 10, 2010 07:17 カテゴリビジネスモデル またひとつアジアに技術が流出した Posted by return_to_forever No Comments No Trackbacks 液晶、プラズマと異なる日本発の新型薄型ディスプレー技術が製造ノウハウも含め台湾に流出する。開発したベンチャーが資金調達できず、事業化を断念。同社は国内メーカーなどに出資を要請したが、どこも支援に名乗りを上げなかったためだ。昨年、台湾政府などに相談したところ、動画表示に優れた性能に注目した台湾メーカーが技術資産の買収を即決した。新市場に挑戦することに臆病になっている国内の大手メーカーはもう頼りにならないとものづくりベンチャーの視線はアジアに向かうしかないのか??。 このベンチャーはエフ・イー・テクノロジーズ(FET、東京・品川)。電子を蛍光体に当てて発光させる電界放出型ディスプレー(FE
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く