著者は小売業やサービス業向けに店舗プロデュースやブランディング支援を手がけるコンサルタントだ。そんな著者が開発した「気づきプログラム」を解説したのが本書である。気づきとは本来個人的な習慣だが、それを企業の仕組みにしてしまおうという狙いがある。 そういうと大掛かりな取り組みにも聞こえるが、始めるのに必要なのは「気づきメモ」と「気づきボックス」のみ。大切なのはその運用だ。自分や仲間の成長につながる話題に気づいたら、自分の名前入りでメモを書き、箱に入れる習慣をつけてもらう。これだけでもお互いのいいところを見つけて褒め合う雰囲気が生まれ、チームワークが良くなるという。
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