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ブックマーク / xtech.nikkei.com (89)

  • グリコもユニ・チャームも苦渋、トラブル相次ぐERP導入に潜む大きな理解不足

    ERP(統合基幹業務システム)の導入に失敗した挙げ句、ビジネスが止まる――。ERPにまつわるシステム障害が相次ぎ発生している。江崎グリコは独SAPのERP「S/4HANA」を使って構築した基幹系システムの障害で、プッチンプリンなどチルド品の出荷停止に追い込まれた。ユニ・チャームもS/4HANAと物流システムの連係を巡る障害で、製品の出荷に遅延が生じた。 なぜERPの導入はうまくいかないのだろうか。イチからシステムを構築するわけではなく、形のあるパッケージソフトを導入するにもかかわらず、だ。 江崎グリコは2024年4月3日に実施した基幹系システムの切り替えでトラブルが発生し、「プッチンプリン」をはじめとする同社製品と、同社が物流・販売を請け負っていた他社チルド品の出荷ができなくなった SAPや米Oracle(オラクル)など大企業向けのERPパッケージを中心に、導入に失敗することは今に始まっ

    グリコもユニ・チャームも苦渋、トラブル相次ぐERP導入に潜む大きな理解不足
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    gigs123 2024/06/13
  • 「我々は何者か」、キヤノン入りした東芝メディカル社長に聞く

    東芝が同社を手放す意思を2015年12月に表明してから1年余り。元・親会社がいまだ経営危機に揺れる中で、東芝メディカルはキヤノン傘下で新たなスタートを切る。キヤノンにとっては「創業以来の悲願」(代表取締役会長CEOの御手洗冨士夫氏)だった医療事業に格参入する。 画像診断装置で国内首位、世界でも米GE Healthcare社や独Siemens社などの大手に伍している同社。キヤノンとの相乗効果をどう生かし、世界市場でのポジションを高めるのか。ビッグデータ解析やAI人工知能)といった新たな技術潮流にはどのように対応するのか。社長の瀧口氏に、キヤノンとともに描く未来を聞いた。 (聞き手は大下 淳一=日経デジタルヘルス)

    「我々は何者か」、キヤノン入りした東芝メディカル社長に聞く
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    gigs123 2017/03/29
  • 米国のメディカル・エレクトロニクス事情

    最近の日では、規模縮小が続く民生エレクトロニクス産業に替わり得る市場として、メディカル・エレクトロニクスに注目が集まっているようです。大きな展示会では医療コーナーが設けられていますし、雑誌などでもメディカル・エレクトロニクスの特集をよく見かけます。専門セミナーでも、メディカルと名が付くと、受講者の集まりが良いようです。 私の現在の仕事の多くが、メディカル・エレクトロニクスに関連しているせいか、よく引っ張り出されます。集まってくる受講者の方々の顔ぶれを見てみますと、材料メーカー、部品メーカー、回路メーカーなどの研究開発担当者や、市場調査担当者などが多いようです。ただ、質問の内容から察するに、具体的なターゲットやプロジェクトを持っているケースは少なく、「メディカル分野で何か儲かりそうな分野はないか?」というレベルの企業が少なくないようです。 一方、米国でメディカル・エレクトロニクス関連の仕事

    米国のメディカル・エレクトロニクス事情
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    gigs123 2014/09/18
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  • プログラミングでOfficeは10倍活用できる!

    Microsoft Officeには、「VBA(Visual Basic for Applications)」というプログラミング機能が標準で備わっています。特にExcelVBAは、プログラマだけでなく、一般のビジネスパーソンや学生にも広く使われています。手作業では面倒な繰り返し作業を自動化したり、標準機能では不可能な操作を可能にしたりと、Office活用の幅を大きく広げてくれるスグレものです。 特集ではまず、このVBAを使ったプログラミングによって、Officeの機能やデータをフル活用するノウハウを解説します。さらに後半では、VBAだけでなく、Web APIとの連携から、JavaScriptによるVBAコンポーネント開発、PHPアプリやJavaアプリからのOfficeデータ操作、.NET FrameworkによるExcelアドイン開発まで、より高度なテクニックも多数紹介しましょう。

    プログラミングでOfficeは10倍活用できる!
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    gigs123 2014/03/31
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  • バージョンの迷走はどう防ぐ?

    CI環境とプロセス、ルールを整備し、適切なジョブの内容を記述し、効率的なビルドのスケジューリングを組む―。ここまでできれば、CIの導入はほぼ終わったようなものである。 しかし、実際にCIを導入した後にはまだ注意しなければならない点がある。それが、バージョンの迷走だ。 ソースコード管理ツールを使っていても生じる問題は三つある。まず、複数のメンバーがソースコードのブランチとマージを繰り返し、ソースコードが枝分かれしてバージョン情報が大量かつ複雑になるケースだ。 仮に同じソースコードを共有して開発を進める場合、ある開発者がチェックアウトして修正しているソースコードが別の開発者によって上書きされてしまうことがある。これが二つ目のバージョンに関する問題である。 三つ目は、共通部品を先行して開発している場合、「共通部品のバージョンが利用する開発チームによってバラバラになる」(今田氏)こと。仮に先行する

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    gigs123 2013/10/11
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  • Scala版「ActiveRecord」を公開したASE、Scalaでの開発実績は既に5件以上

    アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリング(ASE)は、プログラミング言語「Scala」での開発を得意とするソフトハウスだ。これまでのScalaでの受託開発の実績は、官公庁や金融系企業、Webサービスの企業など5件以上に上る。 同社は従来、JavaRubyでのシステム開発を中心に手掛けていたが、2010年にある金融系企業からScalaでの開発を打診され、利用したことをきっかけに、「技術者がScalaは面白いと気に入り」(同社技術開発部部長の藤川茂章氏)、人材育成を強化。それ以降、Scalaのスキルを持った人材がいることを会社の強みとして打ち出すようになった。 以前は大手ベンダーからの二次請けの案件が多かったが、Scalaに取り組み始めたことを機に「Scalaでぜひ開発してほしいと、ユーザー企業から直接当社に指名が入り、案件を獲得できるケースが増えてきた」(藤川氏)という。現在進行中の案件で

    Scala版「ActiveRecord」を公開したASE、Scalaでの開発実績は既に5件以上
  • Windows 8のC++でプログラミングの常識がひっくり返った

    「C言語とC++がわかる」というムック(2013年4月2日発売)の作業で、Windows 8/RTで動く「Windowsストア アプリ」をC++で作った。元記事はVisual BasicとC#(シーシャープ)で作っていたので、それをC++で書き直すというわけだ。 これが想像をはるかに超えて難しく、土日に働き続けるのはもちろんのこと、1日の睡眠時間を2時間に削ったりして長時間取り組んでも、思うように進まなかった。印刷会社にデータを渡す日は近付くしプログラムは動かないしで、10年に1度クラスの大ピンチ。冷や汗をかき、涙目になりながら書き続けて何とか間に合わせたのだが、どこが最大の難所だったかというと、「順次処理を書いたつもりなのに順次処理してくれない」という、常識破りの大変化があったことだと思う。 手続き型のプログラミング言語でプログラムを書く場合、プログラマが と記述したら、コンピュータは

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    gigs123 2013/04/04
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  • 韓国の大規模サイバー攻撃は非正規Windowsサーバーのパッチ配布が原因

    3月20日に韓国で発生した大規模サイバー攻撃(関連記事1、関連記事2)。同時多発的に発生していることから、ウィルスを用いたサイバーテロ(サイバー戦争)という話が最も有力になっている。 筆者は、今回の事件は、韓国における非正規Windowsの存在が引き金になったと推測している。なぜ、そのように判断したか、順を追って解説してきたい。 まず、2003年に大流行したSQL Server 2000に感染するSQL Slammerというウィルスの存在を思い出してほしい。あのときは、米国と並んで韓国でも大きな騒動となり、一時インターネットが使えないなどの大混乱となった(関連記事3、関連記事4)。その大きな要因は韓国内で大量の海賊版Windowsを利用されていたことで、複数のサーバーで適切な運用及びセキュリティパッチが適用されておらず、そのため韓国内でウィルス感染が一気に広がり、韓国内のインターネットがダ

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  • テスト設計の自動化(1)組み合わせテスト支援ツール

    10月公開の特集「テスト実装・実行の自動化」では、主に単体テストとGUIテストに焦点を当て、テストの実装や実行の自動化について解説しました。これらはテスト自動化の分野ではかなり成熟してきているものです。 今回からは、テスト実装・実行に比べてまだ発展途上である分野について、今後の展望も交えながら解説していきます。以下ではまず、「テスト設計の自動化」について紹介していきましょう。 6種類のテスト設計自動化ツール ソフトウエアテストのプロセスは、(1)テスト計画/管理、(2)テスト分析、(3)テスト設計、(4)テスト実装、(5)テスト実行、(6)テスト結果の評価、の六つのアクティビティーに分けることができます。今回対象とするテスト設計は、テスト分析によって洗い出されたテスト条件を、漏れがなく、かつ無駄のないテストケースへと落とし込んでいく作業を意味します。 テスト設計を自動化するツールは、その用

    テスト設計の自動化(1)組み合わせテスト支援ツール
  • エヌ・エム・アールが7800円のARM小型ボードを12月中旬に販売開始

    組み込み機器向けの電子部品を販売するエヌ・エム・アールは2012年12月中旬に、ARMコア「Cortex-A9」搭載小型ハードウエア「Wandboard」の販売を開始する(写真)。Wandboardは、オープンソースコミュニティー「Wandboard.org」が開発している組み込み向けCPUボード。LinuxAndroidなどが動作する。 製品としては、シングルコアの「Wandboard Solo」と、デュアルコアの「Wandboard Dual」の2種類を用意する。Soloは「Freescale i.MX6 Solo」のSoC(System-on-a-Chip)と、512Mバイトのメインメモリー(DDR3 SDRAM)を搭載。一方Dualは「Freescale i.MX6 DualLite」のSoCと、1Gバイトのメインメモリー(DDR3 SDRAM)を搭載する。 いずれも2つのmic

    エヌ・エム・アールが7800円のARM小型ボードを12月中旬に販売開始
  • 「TwitterはすべてOSSでできている」、同社のOSSマネジャーが解説

    Twitterはすべてオープンソースソフトウエア(OSS)でできている」---米ツイッターのオープンソースマネジャー Chris Aniszczyk氏(写真1)は2012年10月26日、東京で開催されたイベント「Enterprise User's Meeting 2012」で同社のOSS利用状況を解説した。 Enterprise User's Meetingは、Linuxの普及推進を目的とする非営利組織The Linux Foundationが開催したイベント。The Linux FoundationはLinuxの作者であるLinus Torvalds氏がフェローとして在籍している。 Twitterには全世界から1週間に28億件のつぶやきが投稿されている。毎秒平均5000件。米国のアメリカンフットボールの決勝であるスーパーボウルの際には秒間1万2223件、日で「天空の城ラピュタ」がテレ

    「TwitterはすべてOSSでできている」、同社のOSSマネジャーが解説
  • WindowsアプリをLinuxやUNIXで動かす「Wine 1.4」が安定版に

    Wineプロジェクトは2012年3月7日、WindowsアプリケーションをLinuxやUNIX上で実行できるソフト「Wine」のバージョン1.4安定版を公開した。Ubuntu、Fedoraなどの主要Linuxディストリビューション、FreeBSD、OpenSolarisなどのUNIX向けバイナリーをWebサイトからダウンロードできる。 Wine 1.4では、GDI+対応を拡充したグラフィックス描画機構、Windows VistaのAPIモデルをベースしたオーディオスタックなど、中核部分のコードを一新。日語の縦書きフォント、アラビア語やヘブライ語などの双方向文字のサポートやMicrosoft Office 2010対応などの機能も追加した。 WineはWindowsアプリケーションをLinuxやUNIX上で実行できるようにするミドルウエア。Wineは「Wine Is Not Emulrat

    WindowsアプリをLinuxやUNIXで動かす「Wine 1.4」が安定版に
  • HDDが買えないならZFSを使えばいいのに

    タイの洪水被害の影響でハードディスク(HDD)の価格が高止まりしている。パーツショップでの実売価格は急騰前の3倍程度にまで跳ね上がり、今でも2倍弱の価格をつけている。5000円台で2TバイトのHDDが買えた記憶が新しいユーザーにとっては買い控えたくなる水準だ。フラッシュメモリーによる半導体ストレージであるSSDの容量単価は下落する一方だが、HDDが買えないならSSDを使えばいいのに…と言えるほどSSDは安くない。 もちろん、データの増加は待ってくれない。記者の自宅には、主にファイルサーバーとして利用するLinuxサーバーがある。タイ大洪水以前に約7000円で購入した1Tバイトの2.5型ハードディスクをストレージに充てた。写真1枚が10Mバイト近くある今の利用環境では、みるみる空き容量が減っていく。どのコンテンツもときめくものばかりで、整理には限界がある。「では増設」と思い立っても、HDDは

    HDDが買えないならZFSを使えばいいのに
    gigs123
    gigs123 2012/02/10
    From Gic's iPhone
  • インド人エンジニアが繰り広げた驚きのバグ対応

    のオフショア開発の主な依頼先は中国だが、世界的に見ればインドが最大であろう。英語がネイティブで使えることや、高い数学の能力を持っていることからプログラム開発に適している。また、臆することなく海外に飛び出して、異国でたくましく生きるバイタリティもある国民だ。筆者の知人のインド人エンジニアGさんもその一人といえる。 Gさんは、インドのベンチャー企業の日支社に所属するエンジニアである。数年前に、あるセミナーで同席したのが縁で知り合った。Gさんはセミナーでも達者な日語でユニークな質問をしていたので、筆者は興味を持ち、散会後に声をかけたのだ。わずかな時間の会話だったが意気投合し、近いうちに会おうと言って別れた。会社に戻ってメールを開くと、なんと早速Gさんから、お礼と面談日時の設定依頼が来ているではないか。日の優秀な営業パーソン顔負けのスピード感である。 しばらくして、旧知のWeb制作会社か

    インド人エンジニアが繰り広げた驚きのバグ対応
  • Jailbreakme.com 3がセキュリティに与える影響

    今回はモバイル関連のセキュリティブログから紹介しよう。まずはiPhone/iPadの「Jailbreak」(脱獄)に関するブログだ。 米アップルのモバイルOS「iOS」を搭載した端末をジェイルブレークするツール「Jailbreakme.com」の最新版「バージョン3」が公開された。米ウェブセンスは、同ツールが「大変見事な仕事だが、大変危険だ」としてブログで注意を促した。 Jailbreakme.com 3はとてもシンプルで、ウェブセンスの社内テストでは20秒以内でジェイルブレークを完了した。ブラウザーをクラッシュさせることもなく、インストールの様子と感覚は、まるで正規のモバイルアプリケーション配信/販売サービス「App Store」のようだったという。 ウェブセンスが同ツールを危険だとするその理由は、ユーザーのアクションを必要とするものの、ドライブバイダウンロードのようにほぼ自動的に動作す

    Jailbreakme.com 3がセキュリティに与える影響
  • [3]停電でも影響を広げない構成に(ネットワーク編)

    停電が発生すると、サーバーと同様にネットワーク機器が停止する。サーバーと違うのは、社内のネットワーク機器は外部には委託できないこと。停電の場合、影響が遠隔地にまで及ぶことも考慮しなくてはならない。 例えば、複数の拠点を結ぶネットワークを構築している場合、ネットワークの構成によっては、いくつかの拠点を経由して通信することになる。このとき、経路上の拠点で停電が発生すると、ネットワークが分断されかねない。そこで考えたいのが、他の拠点を経由した代替ルートを即座に設定できるような、分散型のネットワーク構成を取ることである。 また、データセンターなどにサーバーを集約していても、そこへ接続する各拠点のルーターなど通信手段は拠点内からなくせない。「ネットワーク機器は電源を確保する対象として何よりも優先すべきもの」(ベライゾン ビジネスの生田隆由テクニカルソリューション部副部長)である。できるだけ、ネッ

    [3]停電でも影響を広げない構成に(ネットワーク編)
  • Apple、iOSアプリの法人向け一括購入制度を米国で開始へ

    Appleは、「iPhone」や「iPad」などのiOS搭載端末用アプリケーションについて、法人向けの一括購入プログラムを米国で始める。複数の米メディア(InfoWorld/CNET)が現地時間2011年7月14日に報じた。 Appleが同社Webサイトに掲載した情報によると、プログラムの名称は「App Store Volume Purchase Program for Business」となるもよう。開始時期については明らかにしていないがサイトには「Coming soon(近日中)」とある。 Appleによれば、プログラムに参加すると法人用アカウントを与えられ、これを使って専用のWebページでアプリケーションと数量を入力し、法人クレジットカードやPayPal口座で決済する。こうして購入手続きを済ませると、購入数分のアプリケーション引き換えコードを記したスプレッドシートをダウンロードでき

    Apple、iOSアプリの法人向け一括購入制度を米国で開始へ
  • 個人持ちスマホの業務利用を後押し

    従業員が個人で所有するスマートフォンなどの業務活用を促進する仕組みが登場した。 シスコシステムズと無線LAN機器大手のアルバネットワークスが、この1カ月の間に新たな製品群を発表した。スマートフォンやタブレット端末などの無線デバイスによる社内LANへのアクセスを、デバイスの種類やユーザー、利用場所などに応じて制御できるのが特徴だ。「BYOD(Bring Your Own Device)」と呼ぶ考え方に基づく製品群である。 共通するのは、社内LANのアクセス権限(ポリシー)を管理するソフトウエアと通信機器が連携して、デバイスの種類やユーザーを特定している点だ。 シスコ製品の場合、システム管理者があらかじめポリシー管理アプライアンス「Identity Services Engine」にポリシーを設定しておく(図)。このポリシーに基づき、同社製の無線LANアクセスポイント管理装置やルーター、スイッ

    個人持ちスマホの業務利用を後押し
  • 「脱獄は避ける」、アップル独自の世界を理解

    利用者が急増中のスマートフォンだが、コンピューターウイルスによる端末の“乗っ取り”や情報漏洩などセキュリティ面でのリスクは従来の携帯電話よりも大きい。米アップルの「iPhone」の場合、注意すべき点は六つ。専門家は、「業務用途のiPhoneを『jailbreak(ジェイルブレイク=脱獄の意)』させるのはもってのほかだ」と警告する。 iPhoneセキュリティ対策は、他のOSを搭載するスマートフォンとはだいぶ違っており独特だ。これを理解するには、iPhoneに特有の利用形態を押さえるとよい。 iPhoneは通常、アップル1社の世界に閉じた使い方になる。ハードウエアと搭載OS「iOS」はアップル製。アプリケーションの入手先も、アップルが運営するマーケットプレース「App Store」に限られる。 ユーザーは一般に、App Storeからしかアプリケーションを入手できない。ただし、この制限をなく

    「脱獄は避ける」、アップル独自の世界を理解
  • 携帯電話にないスマートフォンの危険性

    iPhoneAndroid端末に代表されるスマートフォンの話題があふれている。「思い切って機種変更した」「使ってみたい」という人も多いだろう。ところが今は、スマートフォンを安心して使うために必要なセキュリティ対策に関する情報が不足気味だ。スマートフォンでは、従来の携帯電話では不要だった対策が必要になってくる。そこに潜むリスクは大きい。企業でスマートフォンを一括導入するならなおさら、深い知識が欠かせない。 今では想像がつかないかもしれないが、パソコンの普及初期に、セキュリティ対策が不要な時期があった。格的に普及しだしたスマートフォンについても、遠からず同様に振り返る時が来るはずだ。早くも、スマートフォンを標的にした攻撃が見つかり始めているからである。 スマートフォンを狙う攻撃といわれて、ピンとこないかもしれない。そこでセキュリティ大手、ラックのスマートフォンセキュリティ研究所の研究員であ

    携帯電話にないスマートフォンの危険性