ポロンノのおつまみの可能性を模索するべく、今日は朝から妻とトゥレプタ、つまりオオウバユリの鱗茎掘りとフキ採りに出かけた。 オオウバユリはこの時期になると球根にデンプンを最大に溜め込む。これより早いとデンプンの量が足りず、しかも味が青臭い。これよりも遅いと葉が腐って場所が判別できず、仮に場所がわかったとしても葉の大きさから鱗茎の成長具合を判断できないし、蓄えられたデンプンが生命活動に消費されてしまってもったいない。その二つの時期の間の、太陽と地面から得られたエネルギーが最大に蓄えられたこの時期がベストなのである。場所によって時期は前後があるが。 昨年山歩きで目星をつけていた大群落の目印は、高く伸びて笹や伸び切ったコゴミの密林の中から頭を出しているオオウバユリの花である。しかし今年は昨年よりもコゴミの成長ぶりが凄まじく、それによる日当たりの不足からか、なんだかトゥレップは小さめのようである。し