156回という長丁場なのに、最後の最後まで視聴率の落ちない『あさが来た』。なぜこんなに面白いのか、と気鋭の脚本家に率直に訊ねると、意外な裏話が続々登場。読めばますます楽しみになる。 玉木宏を選んだ理由 「『あさが来た』の原案本である『小説土佐堀川』(著者・古川智映子)を読み、あさのモデル・広岡浅子を自分なりに描いてみたいと思いました。でも、よく考えると、最初の舞台は江戸時代。朝から気持ちよく観ていただくためには、まるで現代劇を観ているかのような、役者さんの自然な佇まいが大前提でした。 あさ役のオーディションは、みなさん始めから着物を着て、髪を結って挑んでいただきました。波瑠さんは自然で爽やかで、一目見てあさにぴったりだな、と。おでこを出した髪型が本当にお似合いでしたし」 4月2日の最終回に向け佳境に入る連続テレビ小説『あさが来た』は、週間平均視聴率24・2%と最後まで好調が続いている。クラ