相模原市の知的障害者施設で多くの入所者が刃物で刺されて死傷した事件で、逮捕された男の措置入院をめぐる診断に関わった医師の1人が、専門の資格を不正に取得していた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。厚生労働省は、この医師の診断には問題はなかったとしたうえで、資格を取得したいきさつを詳しく調べています。 措置入院が必要かどうかは「精神保健指定医」という国の資格を持った医師が診断する必要がありますが、関係者によりますと、男の措置入院をめぐる診断に関わった医師について、厚生労働省が調べたところ、1人が資格を不正に取得していた疑いがあるということです。 厚生労働省は、逮捕された男に対する診断には問題はなかったとしたうえで、資格を取得したいきさつを詳しく調べています。 精神保健指定医の資格をめぐっては、去年4月に川崎市の聖マリアンナ医科大学病院で、11人の医師が実際には診療していない症例を国