水中の撮影では、自然光(太陽光)が十分にあり、補助光を用いなくとも十分撮影できる『場』であれば、プログラムオートや絞り優先などで対応可能です。 しかし、20m以深の深場や、伊豆の海などの懸濁物質が多い透視度の悪い海、また、曇天など太陽光の日差しが弱いときなど、水中に十分な自然光が届かない『場』における撮影では、被写体がもつ「自然の色」を撮影するためには、補助光(ストロボ光)を使うことが必須であると思います。 水中で使用すべき補助光、すわなちストロボ光を当該環境下で利用する際の注意点は、陸上とは違い、水中での使用となるため、光が伝播する媒体である「水」での物理現象について知る必要があります。 また、海とは生命の揺りかごであり、また、地球という生物の各部位へ養分を運ぶ血液の役割を担っているため、その血液(海中)では多くの生物が存在し、また、その他の懸濁物質により、時々刻々と、自身の形相を変化さ
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