北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が配信したミサイル発射実験を捉えた写真(撮影日不明、2016年6月21日配信)。(c)AFP/KCNA VIA KNS 【12月9日 AFP】米国防当局高官は8日、北朝鮮は核弾頭をミサイルに搭載する能力を既に獲得しているが、宇宙に向かって発射したミサイルを大気圏に再突入させ、標的に当てることはまだできないとの見解を示した。 同高官は、「北朝鮮は既に核兵器を発射することはできる。大気圏への再突入に確信が持てないだけだ」「戦略的攻撃の際の大気圏再突入に不安があり、だからこそそれを試して克服しようとしている」と述べた。 専門家らは、北朝鮮がスカッド(Scud)ミサイルに搭載可能な小型核弾頭の開発に成功しているとみているが、サイズがより大きく射程が長いミサイルに核兵器を搭載し、宇宙から弾頭を展開する能力があるかどうかは定かではない。(c)AFP