お寿司すしのネタで人気の、サーモン。 世界的な寿司人気を背景に、今、世界で奪い合いが起きています。 その一方で、サーモン生産を支える養殖に“待った”をかける国も。 サーモンをめぐり、世界で何が起きているのか、調べてみました。 (政経・国際番組部ディレクター 下方邦夫、サンパウロ支局長 木村隆介) 世界的なサーモン人気 すでに世界の水産物の輸出額の約2割を占めているサーモン。 「サーモンの需要の伸びは、世界のほぼすべての地域で他の魚を上回っている」とFAO(国連食糧農業機関)が発表するほど人気が高まっています。 その理由の一つが、日本食、特に「寿司」の人気です。 行列ができるブラジルの寿司店 いま欧米などの先進国に加え、東南アジアや中南米でも日本食レストランが増加。サーモンの他に生で食べられる魚が少ないため、需要が飛躍的に高まっていると水産物の流通に詳しい専門家は話します。 鹿児島大学水産学
