コンゴ(旧ザイール)・ゴマ郊外の病院に設けられたエムポックス治療センターの医療従事者(2024年8月17日撮影)。(c)GUERCHOM NDEBO / AFP 【8月21日 AFP】世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言したウイルス感染症「エムポックス(サル痘)」について、タイは21日、より危険なコンゴ盆地系統群(クレード1)の感染疑い例を初めて報告した。 タイ保健省疾病管理局トップ、トンチャイ・キラティハッタヤコーン(Thongchai Keeratihattayakorn)氏によると、感染の疑いがあるのは、アフリカからタイに訪れた欧州人。 トンチャイ氏はAFPに「この人物がクレード1に感染していると確信しているが、検査の最終結果が出るまで2日かかる」と説明した。 エムポックスの感染例と死亡例はアフリカで急増しており、7月以降、コンゴ(旧