仏パリの裁判所に出廷したジョルジュ・トロン被告の法廷スケッチ(2021年2月17日作成)。(c)Benoit PEYRUCQ / AFP 【2月18日 AFP】フランスの裁判所は17日、元閣僚が市長時代に「足のマッサージ」中に職員をレイプしたとして、一審の無罪判決を破棄して有罪と認めた。10年近くに及んだ法廷闘争を経て、少なくとも実刑3年を言い渡された被告は、即収監された。 フランスでは現在、性的暴行の告発が相次いでおり、政府は法改正により、被害者保護の強化と加害者への厳罰化を目指している。 ジョルジュ・トロン(Georges Tron)被告(63)は、過去にフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)内閣で入閣したが、パリ郊外のドラベイユ(Draveil)市長時代の部下の女性2人に告発され、2011年に辞任に追い込まれた。 被害者らによると、2007~10年に足つぼマッサージが