東京外国語大学(東京都府中市)は、現行の外国語学部(入学定員745人)を改編し、2012年度から言語文化学部(同370人)と国際社会学部(同375人)の2学部体制に移行する。 文部科学省の大学設置・学校法人審議会で19日、同大の申請が了承された。 同大は、国立大で唯一の外国語学部のみを置く大学。同学部には、ロシア・東欧、東アジアなど、七つの課程が置かれ、学部生は専攻言語と各地の文化や社会を学んでいる。同大では、企業や受験生への調査などから、言語と社会のそれぞれに重点を置いた教育研究体制が求められているとして、7月、2学部への移行を文科省に申請していた。