トランプ大統領は2期目の政権をスタートさせた1月20日以降、この1か月間に、1期目の最初の1年間に署名した数を上回る70の大統領令に署名し、選挙戦で訴えた政策を次々と実行に移しています。 このうち、アメリカ政府が行う海外援助をめぐり、トランプ大統領は、政権の方針に沿うものかを確認するためとして、90日間、停止する大統領令に署名し、アメリカの援助は、一部を除き、一時的に停止しました。 そしてトランプ大統領や、政府支出の削減策を検討する組織DOGE=「政府効率化省」を率いるイーロン・マスク氏は、政府の海外援助を管轄するUSAID=アメリカ国際開発庁について、「運用が不透明だ」などとして閉鎖が必要だという認識を示しています。これに対し、民主党や海外援助に携わる団体からは反発や懸念の声が上がっています。 また、外交面で、トランプ大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって2月12日にプーチン大統
