2007年の大統領選に伴う暴動をめぐり、人道に対する罪などに問われているケニアのケニヤッタ大統領は8日、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)で開かれた本格審理前の協議に出廷した。現職首脳のICC出廷は初めて。強大な権力を持つ首脳を、どこまで裁くことができるのかが注目される。 ICCは虐殺や人道に対する罪を犯した個人を訴追・処罰するための常設裁判所。ケニアでは07年の大統領選の際に与野党の抗争が起き、1100人以上が死亡、60万人以上が住居を追われたとされる。ICCは12年1月、暴動を背後で指示していたとして、ケニヤッタ氏を殺人や人道に対する罪などで起訴した。ケニヤッタ氏は同国初代大統領の息子。昨年の選挙で大統領に当選した。 検察側は8日の協議で、ケニア政府による証拠提出の拒否のため、裁判が行き詰まっていると主張。弁護側は裁判を終わらせ、ケニヤッタ氏に無実を宣言するよう求めた。 この裁
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