異種間による交雑は、一般的に動物の生殖には有害なものだと考えられている。しかし、あるカエルのメスは、そんな禁断の愛を巧みに利用する方法を知っているのだそうだ。 どうにかして子孫を残そうとする動物たちは、必ずしも選り好みをするわけではない。異種同士であってもいちゃつく野生動物の写真はたくさん撮影されている。 それでも、異性のタイプはやはり自分の同族というのが普通だ。同じ種の配偶者が見つけられないような状況では交雑することもあるが、好みまでが異種の異性ということは滅多にない。 ところがだ!一部のカエルのメスはあえて異種のオスを選ぶことがあるのだという。 あえて異種のオスと交配するあるアシガエル科のメス カナダ南西からアメリカ中西部グレートプレーンズにかけて分布するトウブスキアシガエル科の「プレーンズ・スペードフット・トード(学名 Spea bombifrons)」のメスは、ときに、「メキシカン