十分な食費を確保できていない2型糖尿病患者は、食事の心配のない患者に比べ、良好な血糖コントロールができていないことが新たな研究で判明した。糖尿病に関する教育では、健康的な食事についてだけでなく、食べ物の入手のしやすさについても議論する必要があると、研究著者である米エモリー大学糖尿病教育訓練学会のBritt Rotberg氏は述べている。 この研究は、米ボストンで開催された米国糖尿病協会(ADA)会議で発表された。米国では、約14%の家庭が「食糧不安」の状況にあり、以前の研究では、食糧不安の家庭では糖尿病リスクが2.5倍になることがわかっている。 今回の研究では、血糖管理をサポートするプログラムに参加した2型糖尿病患者を対象とした。被験者の3分の2が健康保険に加入しておらず、76%は世帯年収が1万5,000ドル未満だった。最近30日以内に十分な食料確保に不安を感じたことがあれば、食糧不安であ