「永遠の0」で二度目の日本アカデミー賞最優秀監督賞を獲得した山崎貴監督(50)の最新作「寄生獣 完結編」が二十五日、公開される。謎の微小生物が人間に寄生して肉体を乗っ取り、他の人間を捕食し始めるという岩明(いわあき)均原作のSFコミックの映画化。昨年十一月に公開された前編は百五十万人以上を動員。荒唐無稽なストーリーには深遠なテーマが潜む。ヒットメーカー山崎監督の思いとは。 (浜口武司)
自分の世代(1962年生まれ)が、日本映画と最初に出会ったのは、ゴジラ映画だったはずだ。筆者は、池袋や浅草の名画座で東宝の特撮映画一挙上映を追ううちに、黒澤明一挙上映へと手を伸ばした。だから、映画の観方がものすごく歪んでいる。 たとえば「音響・三繩一郎」みたいにゴジラ映画でおなじみのスタッフ名や、大村千吉などの東宝の大部屋俳優の顔を見つけて喜んだりする。怪獣少年にとっては、志村喬はどんな役を演じても古生物学者の山根博士であり、根岸明美は『キングコング対ゴジラ』でヤシの実ブラで踊っていたファロ島のお姉さんであり続ける。 だから『生きものの記録』(55年)を観た時は、もうゴジラ映画と印象がごっちゃになってしょうがなかった。何しろオープニングクレジットの音楽からして、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のオープニングと同じテルミンみたいなホワホワ音なんだから。 志村喬は歯医者で、家庭裁
「ジュリー!」「うぉぉぉぉぉぉ、ジュリーっ!」とネットのツイッターで、ジュリーの愛称で知られる歌手、沢田研二さん(63)が話題になっている。 沢田さんが発表した脱原発ソングに、次第に注目が集まり、従来のファン層を超えて「脱原発」に共感する人たちの支持を受けているようだ。「あのジュリーが脱原発ソング?」と驚きの声も上がっている。 「バイバイ原発」「へこたれないで福島」 沢田さんと言えば、グループサウンズ「ザ・タイガース」のボーカルとして活躍し、ソロになってからも「勝手にしやがれ」(1977年)などヒット曲を連発した。「TOKIO」(80年)では、開いたパラシュートを背負う派手なパフォーマンスでも人気を集めた。 そんな沢田さんの印象が強いせいか、沢田さんが脱原発ソングの新曲を出したことについて、ツイッターでも、俳優の故松田優作さんの妻、松田美由紀さんが、 「まさか、沢田研二さんが脱原発の歌をう
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