【特別寄稿 第2弾】怪獣少年が観た『生きものの記録』（町山智浩）Talkin'シネマニア！｜WOWOWオンライン

自分の世代（1962年生まれ）が、日本映画と最初に出会ったのは、ゴジラ映画だったはずだ。筆者は、池袋や浅草の名画座で東宝の特撮映画一挙上映を追ううちに、黒澤明一挙上映へと手を伸ばした。だから、映画の観方がものすごく歪んでいる。 たとえば「音響・三繩一郎」みたいにゴジラ映画でおなじみのスタッフ名や、大村千吉などの東宝の大部屋俳優の顔を見つけて喜んだりする。怪獣少年にとっては、志村喬はどんな役を演じても古生物学者の山根博士であり、根岸明美は『キングコング対ゴジラ』でヤシの実ブラで踊っていたファロ島のお姉さんであり続ける。 だから『生きものの記録』(55年)を観た時は、もうゴジラ映画と印象がごっちゃになってしょうがなかった。何しろオープニングクレジットの音楽からして、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のオープニングと同じテルミンみたいなホワホワ音なんだから。 志村喬は歯医者で、家庭裁

[dimitrygorodok]

"　『生きものの記録』が興行的に大失敗した1955年、日本では原子力基本法が成立し、原子力発電所計画が始まった。"/主人公の爺さんから「だから言ったじゃないか、いい加減になさい」と言われそうな今の日本

[otokinoki]

藤子・F・不二雄の怪奇短篇「大予言」も思い出す／「もう、この子に予言してあげる未来も無いんだよ」 ／この当時の核・環境汚染の恐怖は今では理解し難いかも

[zakinco]

「生きものの記録」は3.11後に見るべき映画の一つ。未見の人は借りてきてでも見よう。

[kowyoshi]

「生きものの記録」って、そういう映画だったのかと、まず思いました。

[goldhead]

1955年、日本の『ニュークリア・エイジ』か。

[gimonfu_usr]

それならば原発でなくてもhttp://p.tl/-93H／（「私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」の昔から原子力の比喩はありふれているが原発と原爆は違う。安全稼動努力まで揶揄するだけの文学的腕力が

[andre1977]

「生きものの記録」は北野武も吉本隆明もイイ！ってゆってた、ゆるふわ（じゃない）愛され失敗作。黒澤明の本気が見える、そのまっすぐさで、まっすぐ過ぎてその分イビツで、でもそこが愛されがちな。おれも好き。

[hiruhikoando]

とは言え『生きものの記録』はいつ見ても投げっ放しジャーマンだと思う。ケーブルでやってたらちょっとずつ観るけど借りてまでは観ない。

[FUKAMACHI]

お、おもしろい。

[Dersu]

「今なら「あのジイさんは放射脳だな」ってな感じか」