本日(01/04/03)の産経記事にて、 戦艦陸奥の装甲が原子力開発において欠くべからざる素材として珍重されていると知りました。 意外な第二の人生に驚きましたが、より詳しい情報が得られればとここに質問させていただきます。 また、このような「戦前の鉄」が利用されるような事例は他にありますか? 勝井 私は産経新聞を読んでいないので、回答が記事の内容よりも薄かったらとても恥ずかしいのですが、あえて気にせずに回答します。 まず、「陸奥鉄」の用途ですが、ごく微量の放射性物質を測定するときに不可欠な材料として珍重されてます。これは戦前に製鉄されているという理由によるものです。 というのは、戦後に製鉄された鉄には微量の放射性物質が混入しているからです。これは高炉(耐火レンガ)に仕込まれた放射性物質(Co-60)が耐火レンガの磨耗に伴って製品(鉄)に混入してしまうことによります。高炉にCo-60を仕込んで