年中、ネットで論争していると思われる「技術者にはいくら支払われるべきか」という話。IT業界は特に、構成される技術の汎用性が高いため、会社を動いても技術が転用できる。おかげで転職も他業界に比べたらしやすく、企業経営も大変である。一方で、「助けて!お金あるから!」と言えば、助けてくれる企業もたくさんおり、大きな目で見たら、みんなで助け合って生きている、と言えなくもない。 さて、では、末端の技術者にはおいくら万円をお渡しすればいいのだろうか。 一見簡単に見える。高度な技術には高額を。低度な技術には低額を。ほら簡単。 しかし、実際そうはなっていない。業界経験が浅い方やIT業界ではない方は、すごく意外に思われると思う。報酬と技術は連動していない。もちろん資格手当のような、技術連動型の収入もあるが、それは給与のほんの一部である。 技術者の報酬と一番連動している要素は何かな、と考える。一言で言えば「責任