d:id:happy-ok3 さんの、こちらのエントリーのブックマークコメントに書こうかと思った内容ですが、100字じゃとても収まらないので、自分のブログのエントリーにします。happy-ok3 さん、言及失礼します。 d.hatena.ne.jp happy-ok3 さんの記事は、正直であることの大切さを説いたタイの昔話を紹介したものだが、私は正直の大切さと言うか、正直こそ最良の戦略であることを、やはりフィクションから教わった記憶が蘇ったので、それを書いてみたくなった。 アガサ・クリスティのミス・マープル物に『パディントン発4時50分』という長編がある。マープルの友人が、ロンドン発の列車の車窓から、並走する列車の中でまさに男が女の首を背後から絞めている光景を目撃した。だが車掌に通報するも取り合ってもらえず、翌日、何か事件があったという報道もされない。友人から相談を受けたマープルは、列車か