意外とビターなネタてんこ盛りでした 実話をもとにした同名ミュージカル・コメディーの映画バージョン。あらすじは、仕事がイマイチのブロードウェイ俳優らが、田舎町でプロム参加を禁じられたレズビアンの高校生・エマを助けて名を売ろうと企て、町にやってきて騒動を巻き起こすというもの。予想以上に「本当にあったこと」の配合率が多く、その分話にビターな味わいがあってよかったです。結末はキュートで希望あふれるもので、そこもよかった。不満はエマが舞台版ほどレズビアンっぽく見えないところと、せっかくのトレイシー・ウルマンが一曲も歌っていないところぐらいかしら。 あの『偽プロム』事件をきっちり入れてくるとは……! 『ザ・プロム』のもとになった事件は、2010年に米国ミシシッピ州で起こりました。レズビアンの高校生、コンスタンス・マクミレン(Constance McMillen)さんが学校から「プロムでのタキシード着用
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