漁師の方々にとって最大の厄介者と言えば、エチゼンクラゲ。よくテレビニュースなどでも漁業被害の原因として取り上げられているので、皆さんも一度は見た事があるでしょう。 そんなエチゼンクラゲを有効利用する為に、食品化の開発をする企業はたくさんあります。そこには、あの厄介者のさらなる厄介ぶりとの戦いがあるそうなんですが……。ということで今回は、昨年12月に「くらげポンチ」なる新くらげデザートを発売した水産加工食品メーカー『かね徳』さんにその開発秘話を伺ってみました。 エチゼンクラゲと食品化しようと思ったきっかけは、やはり漁師の方々のため。2002年に京都府漁業協同組合連合会からの相談を受け、現地での被害状況を目の当たりにして「なんとかしなければ」という思いが強まったそう。 早速、食品化に向けて研究を進めるも、そこでエチゼンクラゲの厄介ぶりに直面。体のサイズが大きすぎる為、くらげ食品に欠かせないコリ