●更新日 12/27● 理念と実態が乖離?コムデギャルソンの経営戦略に疑問 人気ブランド「コムデギャルソン」のデザイナーである川久保玲氏の発言が、大きな反響を呼んだ。 2009年12月21日、朝日新聞は川久保氏へのインタビュー記事を掲載した。この記事が話題になった理由は、昨今のファッションの低価格路線に対して、川久保氏が「否」を唱えたからである。その内容をめぐって、ネット上では賛否両論となり、様々な意見が飛び交った。当該の発言を、以下に引用する。 「若い人たちが考えたり作ったりする楽しみや必要性を忘れていくのが心配なのです。たとえば、ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。いい物は高いという価値観も残って欲しいのです。」 川久保氏の見解について、アパレル関係者