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ブックマーク / cyzowoman.jp (160)

  • 冷えとり、マクロビ、ツボ押し……「nina’s」のトンデモナチュラルな“2人目妊活”

    「nina’s」2015年3月号(祥伝社) 今号の「nina’s」、まずは「愛されママの交際バランス」からレビューを始めたいと思います。これは、おしゃれニナmamaたちが語る“円滑な人付き合いの極意”。「ママ友とのお付き合い編」「ママ友と上手に付き合うための極意編」「SNSのつながり編」「気を使う相手や席でのお付き合い編」などシーン別に、“ハッピー”で“愛され”なアドバイスが満載。 「真心をもって接しましょう」「ママ友の悪口は言わない」など教室の壁に貼ってもおかしくなさそうな標語が並ぶ中、興味深いのが「SNSのつながり編」。アンケートによるとニナmamaの88%がSNSを利用、その中の半数近くの人がネットを飛び出し、実際に知り合いになっている様子。「普通に過ごしてたら出会えない人と出会えるのが大きい」「子供服のことは、キッズファッションに強いママのインスタを見て学びました」など、特にインス

    冷えとり、マクロビ、ツボ押し……「nina’s」のトンデモナチュラルな“2人目妊活”
  • オシャレ・マウンティング命の「Gina」が掲げる“イイ女”って、結局は旦那・子持ち!?

    「Gina」3月号(ぶんか社) 「Gina」3月号(ぶんか社)、カバーは安室奈美恵さんです。6ページにわたるインタビューで語った、「仕事以外は全部オフって感じで、オンとオフがすごくわかりやすい。だからファッションとかだけじゃなく、恋愛も多分オフモードなんだと思いますよ」というナチュラルな恋愛観に、「恋をするとつい戦闘モードになりがちなGina世代にとっては、まさに目からウロコの言葉!」と、「Gina」ガール驚愕。“つい”戦闘モードになる血気盛んなお嬢さんが多いようです。とはいえ、「オフだからといって女性はそうそう気を抜いてばかりもいられないもの。うっかりオシャレをさぼってしまった時に限って、素敵だなと思う人に出会ってしまうこともあるかもしれない。何よりも、プライベートな時こそ女子同士のオシャレ・マウンティングに負けてしまう事態だけは絶対に避けたいところ」と綴っています。って、オシャレ・マウ

    オシャレ・マウンティング命の「Gina」が掲げる“イイ女”って、結局は旦那・子持ち!?
  • あの「DRESS」がまともなアラフォー恋愛論!? 「理性を保って落ち着いた恋を」

    「DRESS」2013年10月号/幻冬舎 創刊当時は、「週末にホームパーティ」だの「韓国サウナ」だのと、セレブ感満載だった「DRESS」(幻冬舎)ですが、今月号はだいぶ落ち着いて、とんがった感がなくなっていました。すっとんきょうな回答が見ものだった佐野元春さんの悩み相談連載も、先月同様、穏やかなバルセロナの湖のようです。それはそれで淋しいですね。 <トピックス> ◎折れないハートの女になる方法 ◎もしも米倉涼子が、中間管理職だったら? ◎40歳からの恋が、当はいちばん豊かで楽しい! ■全体的に元気がなくなってしまった「DRESS」 今まで、リゾートでくつろぐ前に全身黒塗りにしようとか、いい年して稼いでもいるのに、今さらシェアハウスに住もうとか、割とむちゃぶりが激しかった「DRESS」。しかし今月号は、スポーツが趣味である4名の女性を取り上げ「スポーツはいいですよ、精神も鍛えられるし」と

    あの「DRESS」がまともなアラフォー恋愛論!? 「理性を保って落ち着いた恋を」
  • 「I LOVE mama」になにが? ギャルママ会報誌からオシャレ雑誌へ

    「I LOVE mama」2013年2月号 (インフォレスト) 今、筆者は非常に戸惑っています。ギャルママたちのバイブル「I LOVE mama」が今月から大幅にリニューアルされました。タイトルが整然と並べられ、すっきりと見やすくなったその表紙からはまったくラブママ臭が漂ってきません。書店で手に取った時、「saita」(セブン&アイ出版)と見間違ってしまったほど。どうやら編集長交代を機に、テイストを180度変えてしまったようです。メイクにもファッションにもレシピにも、「これぞラブママ」というムードは皆無。今月は、少々悲しい気持ちでレビューを書かなくてはならないようです。 <トピックス> ◎年末年始イベントごはん ◎専属・準専属がぜーんぶ使ってみました!! 冬のHOTコスメレビュー ◎種類も豊富!“フラットシューズ”は神です。 ■“過剰”こそがラブママの神髄だったのに…… 先月は「盛りクリ特

    「I LOVE mama」になにが? ギャルママ会報誌からオシャレ雑誌へ
  • シャネルバッグで大炎上した長谷川理恵、ママタレとしての道を模索中

    長谷川理恵オフィシャルブログより 長谷川理恵の14日付のブログをめぐって、ネットユーザーから批判が殺到している。マザーズバッグを高級ブランド「シャネル」のバッグに決めたとして、「フリンジ使いがシャネルらしい」と写真を公開したのだ。 同日デイリースポーツのWebサイトが「長谷川理恵のマザーズバッグはシャネル」との記事を公開した途端、さまざまなネット掲示板炎上。「わざわざ写真までアップして紹介する必要あるのか」「自慢したいだけでしょ」と批判が殺到した。 「あまり鮮明な写真ではなくハッキリとは確認できませんが、恐らくマザーズバッグではなく普通のトートバッグです。秋冬モデルの新作で、価格は30万円以上のものでしょう」(芸能ライター) 哺乳瓶やおむつを入れるためのマザーズバッグに、高級ブランドバッグ。これに対して批判が殺到するのも当然の流れかもしれないが、当の長谷川も、これが鼻につく行為だというこ

    シャネルバッグで大炎上した長谷川理恵、ママタレとしての道を模索中
  • 「JJ」誌上に女の争いを仕掛ける、“名古屋ガール”という起爆剤

    「JJ」2012年11月号(光文社) 今月の「JJ」(光文社)を購入する際、750円というその定価に驚きました。高いですよ、これ! ほかの女性誌と比べても、50~100円程高いです。先月のレビューで、「『JJ』はセレブなお嬢様雑誌」という話をしたのですが、こんなところにもセレブ志向が表れていたんですね。それに加えて、今月の雑誌ロゴはまさかのヒョウ柄! ヒョウ柄です!! ほんわかパステルカラーの背景にピンクのロゴ、という女性誌が多い中、飾り気のない白背景にヒョウ柄ロゴという「JJ」は、書店でひときわ異彩を放ち、存在を主張していました。さすが「私らしさ」推奨雑誌、ブレませんね。表紙だけで傷気味な感も否めませんが、さっそくページをめっくって「JJ」の世界に足を踏み入れてみましょう。 <トピック> ◎秋の流行、大人気分でフル活用(はぁと)トレンド服こそ着回しちゃえ! ◎もっと知りたい(はぁと)ゆ

    「JJ」誌上に女の争いを仕掛ける、“名古屋ガール”という起爆剤
  • 『ギャルと不思議ちゃん』から“女子”“ガール”へ……女の子たちの戦争の果て

    『ギャルと不思議ちゃん論: 女の子た ちの三十年戦争』(原書房) バブル時代のボディコンギャルや90年代のコギャル、2000年代のエビちゃんOL、森ガールなど、途切れることなく盛り上がり続けている女性カルチャー。『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(原書房)は、文字通り「ギャル」と「不思議ちゃん」という、日だけでなく海外からも「GYARU(渋谷)」「Kawaii(原宿)」として注目される現代女性カルチャーの二大陣営の成り立ちとその背景を追っていき、そこから見える女性と社会の関わりとその変化を丁寧に綴っています。 書では、雑誌「CUTiE」(宝島社)や「egg」(大洋図書)、「東京ストリートニュース!」(現・学研ホールディングス)、「アウフォト」(新潮社)、「CanCam」(小学館)、「小悪魔ageha」(インフォレスト・パブリッシング)、映画『桜の園』『下物語』、マンガ

    『ギャルと不思議ちゃん』から“女子”“ガール”へ……女の子たちの戦争の果て
  • 男にモテるためじゃない! 「日経ウーマン」一生モノの女子力の使い道

    「日経ウーマン」/日経BP社 女性誌レビューに久々登場の「日経ウーマン」(日経BP社)、俳優・高岡蒼佑との離婚も記憶に新しい宮崎あおいが10月号の表紙を飾っています。earth music&ecologyの最新CMでは、カフェの常連客を異国の言葉でやりこめている知的なあおいちゃん。ブランドも人もイメージチェンジを図っているのか、「なんとなーくー幸せー」などとやけくそ気味に歌いながら、釣りをしたり、雪山をさまよい歩いたり、にんじんが積まれた重そうなリヤカーを押していた結婚時代の面影は微塵もありません。結婚離婚と、それにまつわるすったもんだを経験し、「自分で選択し責任を持つ生き方を大切にしたい」とカバーインタビューで力強く語る彼女は、男性に頼ることなく、仕事に打ち込む「日経ウーマン」愛読者たちの新たな目標と成り得るのでしょうか。普段、悪目立ちしないように粛々と働く「日経ウーマン」読者が、新

    男にモテるためじゃない! 「日経ウーマン」一生モノの女子力の使い道
  • 「9月入学」と「女マネ」を憧れとする、「JJ」のお嬢様気質の正体とは

    「JJ」2012年10月号(光文社) 女性誌レビューに、久々の「JJ」(光文社)が登場です! 赤文字系雑誌の先駆けとして、かつては売り上げ部数トップを誇っていた「JJ」ですが、現在ではすっかり「CanCam」(小学館)や「ViVi」(講談社)に押されてしまっている印象……というか、そもそも女子の総カジュアル化が進む現在、「JJ」の需要ってどこにあるのでしょうか? 世間の流れに逆らえず、今号からついに付録がつくことになった「JJ」。その記念すべき初付録の香水をプロデュースしたのは、“等身大LOVE”を歌う西野カナちゃんです。彼女が表紙を飾る「JJ」10月号を、さっそく覗いていきましょう! <トピック> ◎紗栄子って、最近シンプルです(はぁと) ◎「9月入学」VS.「女マネ」スタイル ◎ブロモの夏⇒秋コーデマラソン400! ■“紗栄子”と“蒼井優”の意外な共通点! まずは、「紗栄子って、最近シ

    「9月入学」と「女マネ」を憧れとする、「JJ」のお嬢様気質の正体とは
  • やんちゃモデルと葉山系を生かしきれないママ雑誌「SAKURA」

    「SAKURA」2012年秋号(小学館) モデルや女優が子どもを産むたびに「Yahoo!トピックス」にニュース記事が掲載され、「おめでとう☆」「え~、逆算するとやっぱデキ婚じゃん!」「いまはデキ婚って言わないんですぅ、授かり婚って言うんですぅ」というコメントが並ぶ、ここ平和の国・ニッポン。来ならさして自分に興味のない輩から妊娠日に疑惑をもたれながら、それでも出産後は誌面に載りやすいベビーグッズをリサーチして買ったり、旦那さんとの不仲を隠したりしながら、幸せを振りまくマシーンと化しているのが、ママタレです。そのママタレント・モデルを主役に置いたママ雑誌が「SAKURA」(小学館)。あまり馴染みのない人もいるかもしれませんが、それは季刊誌だから(だと信じたい)。「自分らしく、ママを楽しむ。好感度カジュアルファッション」という手垢まみれの文言は、雑誌を読んだ後にかみしめると、別の意味合いが出て

    やんちゃモデルと葉山系を生かしきれないママ雑誌「SAKURA」
  • コミュニケーションツールとして「オタク」を使う、“準オタク女子”の存在を検証

    『「女子」の時代!』(青弓社) 「女子会」「女子マンガ」「女子写真」……。「女子」という言葉が溢れる現代において、“女子カルチャー”はひとつの大きなうねりとなり、日々存在感を増している。そんな「女子」の実態を、ファッション誌、ガーリーフォト、マンガ、鉄道、K-POPなどの観点から論じたのが『「女子」の時代!』(青弓社)だ。編著者である、甲南女子大学教員の池田太臣氏は、同書の中で「オタクならざる『オタク女子』の登場」として、主に男性を指していた「オタク」イメージに女子が登場する過程を、メディアとの関係とともに論じている。 「オタク」という言葉のイメージの修正やオタク文化の資源化によって、“オタク的であること”がプライオリティーを持つ現代。自己の興味を追求する女子が増えている一方、「オタク文化がそれほど好きではないけども、オタクというイメージを好み、オタクになろうとする女子」である“準オタク

    コミュニケーションツールとして「オタク」を使う、“準オタク女子”の存在を検証
  • 読者層の新陳代謝を促す「STORY」に、「お小遣い月1万円」層が登場

    「STORY」2012年6月号(光文社) 「STORY」今月の大特集は「40代的流行服で、あなたのお肉はなかったことに!」です。「流行の服をカッコよく着こなすために、さああなたも今日からダイエット!」などという女性誌的戯言をぶっこかないのが、中年女の希望「STORY」です。それどころか贅肉たちを「それは40年間頑張って生きてきた勲章」と称え、「40代ともあらば、そんな悪目立ち希少部位の一つや二つあるのが当たり前」と開き直ります。みなさん、ブラからはみ出たその肉はミスジ、ジーンズに乗ってるその肉はイチボですってよ! この特集、まさかの甲ハミ肉まで網羅していて(ババアにグラディエーターサンダルは大敵!)、精肉店の牛豚ポスターに見入っていた幼きころを思い出しましたよ。そんな肉系ならぬ、精肉系女子たちの肉林の宴を今月も盗み見しとうございます。 <トピックス> ◎大特集 40代的流行服で、あなたの

    読者層の新陳代謝を促す「STORY」に、「お小遣い月1万円」層が登場
  • 「MORE」娘によるオフィス服座談会、壮大な茶番加減がたまらない!

    「MORE」5月号(集英社) 今年創刊35周年を迎える「MORE」。その“アニバーサリーミューズ”なるものに、女優の綾瀬はるかが就任します。「周りを思わず笑顔にしてしまうハッピーオーラを持つ綾瀬はるかさん。その明るさと元気さと女の子らしさは、まさにモアガールの憧れ!」なんだそうです。インタビューページでは「お散歩中、意外なとこをがトコトコ歩いているを見ると、思わずニコッとしちゃいます♪」など「いつもニコニコハッピーオーラ」の理由を分析していました……と思えば突然「日々の幸せといえば、ヘアスタイルもそう」。そして次ページにバーンとパンテーンの広告が。幸せトークからのパンテーン……。「MORE」が日々唱えている“幸せ”の道は、P&Gに続いておりました。前置きが長くなりましたが、今月もハッピーな誌面をチェックさせていただきます。 <トピックス> ◎トレンド服7着で全部できた!春の大ヒットコーデ

    「MORE」娘によるオフィス服座談会、壮大な茶番加減がたまらない!
  • ギャルソンのワンピースを前にときめいた子持ち「40代おとな女子」の現実

    (C)安彦麻理絵 先日、美容院に行ったついでに、久々に青山のコムデギャルソンに行ってみた。10年ぶりくらいになるだろうか……いや、もっとたつかもしれない、とにかく、とんとご無沙汰であった。昔はよく通い詰めたもんだった。20代前半。クレジットカードで散財。若かった……いや、そんなことはどうでもいい。 久々のコムデギャルソン青山店。ツラツラとTシャツなどを眺めてたら、なんだかどこかで見た事のあるバァさんが、古株っぽいベテランそうな女性店員(40代後半~50代)と談笑している。白髪でボブのそのバァさん、よくよく見たら、イラストレーターの大橋歩さんだった。常連オーラ、ハンパない。で、そのベテラン風店員が「こないだ大貫妙子さんがいらした時に」なんて喋っている。大貫妙子も来るのか、ここに。そうか。店員の口から、サラっとそういう台詞が出てくるところが、まさに、ザ・店。もしハタチそこそこの私が、こんな状

    ギャルソンのワンピースを前にときめいた子持ち「40代おとな女子」の現実
  • 新山千春まで愛されキャラに! 『カーネーション』のキャスティングが絶妙

    『カーネーション』公式HPより 今回またまた、しつこくツッコませていただくのは、大評判のNHKの朝の連続テレビ小説『カーネーション』。 ヒロイン・小原糸子(尾野真千子)はもちろん、お父ちゃん(小林薫)、お母ちゃん(麻生祐未)、おばあちゃん(正司照枝)など、すべてのキャラクターが愛おしく描かれている同ドラマ。しかし、ずいぶん前から作品の世界観を壊してしまうのではないかと懸念されていたのが、糸子の娘として後に登場する新山千春、安田美沙子だった。 だが、三女・聡子役の安田美沙子は、実際に登場してみると、意外なくらい歩き方や仕種、表情など、少女期を演じていた子役の雰囲気を不思議とそのまま受け継いでいて、実にナチュラル。また、「マイペースで、ねじが3くらい抜けてる感じ」という設定もハマッている。 一方、当初はどうにも気になってしまっていたのが、優等生の長女・優子役の新山千春だった。 岸和田弁とは異

    新山千春まで愛されキャラに! 『カーネーション』のキャスティングが絶妙
  • カルチャーにオッサンと消費はいらない!きゃりーぱみゅぱみゅが体現した文化のあり方

    「つけまつける」/ワーナーミュージ ック・ジャパン 2012年、女子カルチャーはどこへ向かうのだろう? 原宿のカリスマ・きゃりーぱみゅぱみゅへの注目度を考えると、今後も時代は「青文字系」優勢というイメージだ。「egg」(大洋図書)や「smart girls」(宝島社)の創刊に携わり、日の女子カルチャーを最前線で見つめ続けている編集者兼フォトグラファーの米原康正氏に、現在の女子カルチャーのあり方から、今後期待される女子像について話をきいた。 ■赤文字は明らかに「発信」ではなく「消費」のアイコン ――ズバリ、今後も勢いがあるのは「青文字系」でしょうか? 米原康正氏(以下、米原) まず、「勢いがある、ない」っていう判断は、大人から見て、単に女の子たちが「モノを買う、買わない」という “経済活動”が基準である場合が多いということに、敏感になったほうがいい。もともとギャル文化って、「こういうことし

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  • 女子におけるファッションとは? 快楽と義務を描く『神は細部に宿るのよ』

    『神は細部に宿るのよ』(講談社) ――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が”正しき女子まんが道”を指南します! <今回紹介する女子まんが> 久世番子 『神は細部に宿るのよ』1~2巻 講談社 各700円 以下の項目に1つでも当てはまるものがあれば、あなたはこのマンガを読んだほうがよいでしょう。 □ 試着室で服が脱げなくなったことがある。 □ なんとなくグレーの服が多い。 □ とりあえずデニム。 □ コートのベルトはすべて撤去。 □ 洗濯機で洗える服が好き。 □ ワンピースは楽だから好き。 □ クローゼットの中でいちばん高価な服は喪服。 □ パジャマじゃないのにパジャマに見える服を買ってしまったことがある。 □ ダウンベストの意味がわからない。 □ 夏こそ重ね着。Tシャツ1枚はも

    女子におけるファッションとは? 快楽と義務を描く『神は細部に宿るのよ』
  • 「CLASSY.」の「結婚できる服」特集、最初の1ページで本を閉じたくなるワケ

    「CLASSY.」5月号(光文社) 先月号を見た時から、指折り数えていましたよ。「CLASSY.」5月号の発売日を。なぜなら、今月号の大特集は「これが『結婚できる』服」!! 服で結婚できるなら、銀座で怪しげな占い師に前のめりで相談していた丸の内OLも結婚できるだろうに……と、先日見た出来事を思い出しました。友人は「当に結婚できるなら、CLASSY.のコーディネートを全身揃える!!」と言っていましたが、当に結婚できるの? 他はほとんど広告記事ですし、今月号は大特集だけ見ればいい内容となっています。めくるめく新婚生活(相手の顔だけモザイク)に思いを馳せつつ、早速読み進めて行きたいと思います。 <トピック> ◎これが「結婚できる」服 ◎男のコが「グッとくる顔」の作り方 ◎CLASSY.スタッフの指名買い「白T」リスト ■耳掃除タイムのスタートです! 高鳴る胸を抑えつつ、一番に開いた「これが『

    「CLASSY.」の「結婚できる服」特集、最初の1ページで本を閉じたくなるワケ
  • 年間売り上げが820億円! 女優業よりもデザイナーとして成功したセレブは?

    子役で女優のすべては学んだってこと? 近年、ファッション・ブランドを立ち上げるセレブが増えている。とりあえず自分の名前が付くブランドを持ってみたいというセレブから、デザイナーとしても成功したいという野望を持つセレブと、さまざまなようだ。 しかし、セレブの人気と知名度だけでは長続きしないのが、ファッション業界。採算が取れず、ひどい赤字となり、いつの間にか廃業しているセレブ・ブランドも少なくない。今回は、そんなシビアなファッション業界の中で高い評価を得て活躍している「デザイナーで成功したセレブ・ベスト5」をランキングしてみた。 ■第5位 ヒラリー・ダフ ディズニーの人気ドラマ『リジー&Lizzie』で大ブレークし、その後歌手デビュー。ファーストアルバム『メタモルフォシス』は日でも大ヒットし、清純派アイドルとして人気を集めたヒラリー・ダフは、2004年にファッションブランド「Stuff by

    年間売り上げが820億円! 女優業よりもデザイナーとして成功したセレブは?
  • 雑誌名と版元を変えただけ? 新創刊「Lips」はあの雑誌の二番煎じか

    「Lips」(マガジンハウス)2011年5 月号 マガジンハウスが”青文字系”を作ると聞いた時点で、”ヤバイ”雰囲気を感じていました。「an・an」「Hanako」「Olive」を作り、アンアン族、Hanako族、オリーブ少女という言葉が生まれるほどカルチャーの中心にいて、いまだに女性誌界の中心にいる(のか?)同社が、宝島社の専売特許的な言葉”青文字系”の軒をいまさら借りにいくとは……。まるで、ボディコンでバブル感覚の自分に疑問を感じていなかった女が、ふと時代が過ぎ去ったことを自覚し、慌てて109に駆け込んでしまったような「そっち行っちゃダメだって!」感。キャッチコピーは「一番使える!リアルな大人カジュアル誌」。そんな新創刊雑誌「Lips」を、さっそく取り上げていきますよ。 <トピックス> ◎大人カジュアルはこうして作る! ◎ワールドスナップ2011S/S ◎とれたて春野菜レシピ ■ベタな

    雑誌名と版元を変えただけ? 新創刊「Lips」はあの雑誌の二番煎じか