第11回:台湾映画の「今」を伝える「2014年第16回台北映画祭」レポート今年も台北に映画祭の夏が来た。台湾映画の「今」を伝える「2014年第16回台北映画祭」が、6月27日から7月19日まで台北市の中山堂をメーン会場に開催された。 台湾映画界が新たな才能発掘を目指す台北映画祭は、いわば「台湾人の、台湾人による、台湾人のための」映画祭である。観客たちはベテラン、新鋭監督の意欲作、きらりと光る新人俳優を見つけに、日々せっせと会場へ通う。客席には若者が多く、上映後の質疑応答も和気あいあい。市民を中心とした参加型のイベントだ。今年は若手監督を対象にしたコンペティション部門「国際青年監督賞」に12作品、台湾映画を対象とした「台北映画賞」に長編劇映画10作品などが出品された。 中でも注目を集めたのは、青春映画の名作「藍色夏恋」(02)のイー・ツーイェン(易智言)監督12年ぶりの新作「行動代號:孫中山
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