タグ

民藝に関するgitanezのブックマーク (35)

  • 朝鮮陶磁‐柳宗悦没後50年記念展/日本民藝館: DESIGN IT! w/LOVE

    さて、1つ前のエントリーでは先週の土曜日に行った横浜・そごう美術館での「尾久彰三コレクション 観じる民藝」展について紹介しましたが、そこで古民藝の魅力-特に朝鮮陶磁器の魅力-にすっかりやられてしまった感があったので、今日(日付は変わりましたが)は日民藝館で行われている「朝鮮陶磁‐柳宗悦没後50年記念展」に行ってきました。 会期が明日の日曜日まで、ということで急いで。 日民藝館に行ったのは、もう何度目か忘れましたが、今回の展覧会もまた良かった。 こういう品々をみると、心が洗われた気がするのは、なぜなんだろう? 白磁の魅力民藝の品というのは、実は僕にとっては小難しい話は抜きにして、単純に欲望の対象です。今日も、粉引の茶碗や白磁の水滴など、これ欲しいと思えるものがいくつもありました(もちろん、欲しいと思って手に入る品ではありません)。 そんな僕自身、実はつい最近まで白磁の魅力がいまひとつよく

  • 尾久彰三コレクション「観じる民藝」/横浜・そごう美術館: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 この展覧会は、すでに紹介した『観じる民藝』(書評)を通じて知ったもので、同書にも掲載されていた尾久さんのコレクションが一堂に展示されていました。 空間を温める品々展では、尾久さんのコレクションから、日の陶磁器、木工や民画をはじめ、李朝朝鮮、中国だけでなく、西洋などの古い手仕事の品が300点以上展示されています。 通常の展覧会同様にガラスケースに入れられた品もありましたが、いくつか「○○の部屋」と題されたスペースがあり、そこではテーマに従った品々が、部屋を模した空間にそのまま置かれていたのが魅力的でした。 で見ただけでも惹かれるものが多かったのですが、実物を見るとやはり堪りません。 とにかく、尾久さんの集めた品々が並んだ空間は、それだけで温もりがあり、存在感のある空間に

  • 2009-11-23:嶋田窯の黒い器: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 すこし前に紹介した「2009-11-08:宮内窯の白い器」に続いて、今日は嶋田窯の黒い器を紹介してみようか、と。 この嶋田窯。実は宮内窯とおなじく島根県石見の窯元です。それが宮内窯の白釉に対して、こちらの嶋田窯は黒釉というコントラストがなんとなくおもしろいですよね。 島根県ではこの石見地方のほか、出雲地方が陶業の盛んなところだそうです。 うちにある嶋田窯の器はこの丼と丸鉢の2つ。

  • 2009-11-08:宮内窯の白い器: DESIGN IT! w/LOVE

    たくさん持っている民藝の器のなかで、最近気に入ってよく使っているのが、島根県石見の宮内窯で作られる白い器。 たとえば、この丸皿。9寸の大きな皿で、うちにある器のなかでは一番大きい皿です。 平皿ですが、縁に盛り上がりがあるので、多少汁気のあるものでも大丈夫です。

  • 2009-10-25:鳥取のパン切りナイフ: DESIGN IT! w/LOVE

    これで、富山のわたなべ木工の欅のパン皿、栃のパン切りボードとあわせて、パン関連の民藝の品が3点揃いました。このナイフ、今日はじめて使ってみたのですが、刃が非常に薄く仕上げられているので、パンがよく切れます。この刃の独特な曲線もよいです。 鳥取民藝館の創設者である故吉田璋也さん(1898~1972)がプロデュースしたものだそうで、最高級の鋼を使用して名工が手打ちで薄く打っているものだそうです。大事に使いたいです。 さて、そんなこともあって、今日はパンを主に、じゃがいもとチキンのコンフィ、ベーコンとキャベツのスープ、それにオリーブとチーズの夕でした。おいしかった。

  • 2009-10-17:有田・大日窯の器: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ひさしぶりに器の話題を。 ただし、いつもの陶器ではなく、今日紹介するのはめずらしく磁器。 土の温かみを感じさせる質感をもった陶器に比べて、磁器にはあまり惹かれることがありません。なので、あまり数ももっていません。 いまいち見方がわからないというところが正直なところ。それと何より大きな理由は、磁器って結構、紋様やその色に大きく左右されるところがあって、その点、いまのものってなかなかいい紋様のものに出会えなくてダメなんですね。それに釉薬の色もなんとなくこれと思うものがなかったり。 でも、そんななかでもいくつか気にいったものはあって、特にこの有田・大日窯の赤絵の鉢などは、すごくよいなと思ってます。

  • 2009-08-08:もやい工藝「涼夏の会」: DESIGN IT! w/LOVE

    手前に沖縄の奥原ガラスの品々。 そして、店の奥ではいくつもの透け感のある麻のれんが風に揺れていたり、陶磁器の器も白っぽいものが多く展示されていたので、全体的に涼しげな印象でした。 先日買った山ぶどうの手提げ籠の話も聞きました。 長く使うと、いまはざらざらしている表面が漆を塗ったようにツルツルになるそうです。 お店の奥さんが30年使っているものを見せて触らせてもらいましたが、当に漆を塗ったみたいで、まったく別物でした。その変化もさることながら、30年使ってもしっかりと現役どころか、ぜんぜん使えなくなりそうな雰囲気がなかったのもすごいな、と。 ペリカンピッチャーほかさて、今日買ったのは、 奥原ガラスのペリカンピッチャー小石原焼の深皿×2インド綿の布です。

  • 2009-07-26:藍染めをする: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日、今日の二日間は、藍をつかった型染め体験をしてきました。 先週末以来(「2009-7-19:型絵染の団扇」、「2009-7-20:「型絵染の骨格 芹沢�_介の型紙」展」)、型染めに染まっているわけです。実際はずっと前から予約していたわけですし、自分でも家で藍染めのテーブルセンターなどを使っていて、ずっと関心をもっていたわけですけど。 昨日、日民家園に行ったのも、実はそのついでだったんです。 最初に藍染めの工程を紹介するビデオを見せてもらい、そのあと、実際の型染めの作業にはいりました。 型をつくる糊をおく染色する糊をおとして乾かす 大きく分けて、この4つの工程で型染めの作業を行いました。 型紙をつくる最初の工程は、型染めなので、まずは型紙をつくるところからです。 今回は

  • 2009-7-20:「型絵染の骨格 芹沢銈介の型紙」展: DESIGN IT! w/LOVE

    「型絵染の骨格 芹沢銈介の型紙」展 会場:静岡市立芹沢銈介美術館 会期:2009年6月6日(土)~8月30日(日) HP:http://www.seribi.jp/sub5.html 型紙:型絵染の骨格芹沢銈介さんについては、前に「芹沢銈介の文字絵・讃/杉浦康平」でも紹介しています。 そのでも芹沢さんの作品はみていますし、それとは別に芹沢銈介作品集も持っていますが、やっぱり実物は違いますね。印刷では表現できない、あたたかみのある紙や布にのった色の存在感が感じられて、よかったです。 今回の展示は、型絵染の人間国宝であった芹沢銈介さんの、型絵染(紙に染めたもの)や型染(布に染めたもの)の作品の文字通り型として使われた型紙とともに、それを用いて制作された作品を展示するというものでした。 紙に染める型絵染にしろ、布に染める型染にしろ、型紙は作品の骨格となるものです。 芹沢さん自身も「型紙は型染の

  • 2009-7-19:型絵染の団扇: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 どうですか? 涼しげでよいでしょう。 型絵染というのは、染色作家であった芹沢銈介さんがはじめた技法で、通常布を用いる型染めの代わりに紙を型紙で染めたものを指します。ちなみに右の写真にみえている藍の座布団が通常の型染めですね。 他にもいろんな絵柄のものがありましたが、この朝顔などが描かれたものに惹かれました。この絵柄は残り1つだけだったので買えてラッキーでした。 クーラーの利いた部屋で熱いお茶を飲みながらすごすのも快適なものですが、たまにはクーラーを消して団扇で涼んでみたほうが夏らしくてよいなと思っています。 あと欲しいのは風鈴ですね。これも探していますが、なかなかコレといったものに出会えずにいます。引き続き捜査中。実は簾もほしかったり。 なんでもないガラスのコップ。今日は、

  • 2009-07-18:ざるかぶり犬とエジプトのミイラ: DESIGN IT! w/LOVE

    今日は備後屋で買いましたが、このざるかぶり犬、もともとは谷中に店がある菊寿堂いせ辰という、江戸末期から続く江戸千代紙の版元がつくっています(もちろん昔は、いせ辰だけでなく、いろんなところでつくられていたんだと思います。なにせ、フォークトイですから)。 実は、ざるかぶりではない張り子の犬がいせ辰のマスコットキャラクター的にも使われていたりします。そちらの非ざるかぶりバージョンも備後屋に売っていました。 菊寿堂いせ辰: http://www.tctv.ne.jp/miyakyo/tenpo/kikujudoIsetatsu/index.html いせ辰では、千代紙だけでなく手ぬぐいや風呂敷も販売しています。 実は、ざるかぶり犬の下に敷いている小さなランチョンマットも、以前に、横浜の港が見える丘公園の近くのいせ辰・谷戸坂店で買ったものです。 この講演は、現在、ルーヴルDNPミュージアムラボで開

  • FOLK TOYS NIPPON―にっぽんの郷土玩具: DESIGN IT! w/LOVE

    こうした郷土玩具は単にその土地に根付いていたというわけではありません。安産、健康、五穀豊穣などを願う宗教儀礼的なものと結びついていましたし、その土地の生活を支える技術とも結びついたものでした。 ものづくり全般が、それぞれの地方の生活、生き方に根差しており、ここで紹介される郷土玩具もそうしたものづくりのなかの一部だったのです。 各地域ごとの独自の発展このの目次は、下の写真のように日地図のうえで、どこにどんな郷土玩具があるのかを示したものになっています。 これをみると、なかなかおもしろい。 たとえば、網野善彦さん(「東と西の語る日歴史/網野善彦」)や宮常一さん(「日文化の形成/宮常一」)はかつて東と西では文化が大きく違ったと語り、その違いのひとつの例として東日の馬文化をあげています。 それがこの日地図上の郷土玩具の分布にもみられ、京都などの一部を除くと馬の玩具は東北などの東日

  • 2009-07-12:オブザベーション@青山通り: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「動きのなかで」なんてエントリーを書いたので、今日はオブザベーション気分でした。 ジェーン・フルトン・スーリの『考えなしの行動?』の真似をして、青山通りから表参道を歩きながら気になるものを写真に撮ってきました。 好奇心を研ぎ澄まして観察すれば、ごく平凡な出来事がデザインの好機と結果についていかに閃きの発想をもたらすのか、ということがしだいに明らかになるだろう。

  • 河井寛次郎記念館: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。

  • 2009-06-27:山ぶどうの手提げ篭: DESIGN IT! w/LOVE

    思いっきり昔ながらの手仕事の民藝品ですが、丸の内でもしっくりきてます。 これは、山形県の月山で作られた、山ぶどうの蔓の皮を編んだ手提げ篭です。 篭の素材には30年くらいかけて育った、太く、かつ、真っ直ぐな山ぶどうの蔓を用いるそうです。そうした蔓が育ちやすい環境は、川沿いのブナの原生林で陽の当たらない場所だといいます。 山ぶどうの手提げ篭は前からずっと欲しかったんですが、手頃な値段のものがなかなか見つからなかったんです。 これは小ぶりなせいか、まぁ値段的にはギリギリありかなと思えたので、思い切って買いました。 こんな風に中がみえないように手ぬぐいでフタして使ってます。

  • 2009-06-20:民藝の器にもる3: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。

  • 2009-06-14:リサ・ラーソンのライオンと京かのこ: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。

  • 2009-04-18:髪を切り盆栽の手入れをする土曜日:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 今日はひさしぶりに髪を切りにいきました。 10時に起きてご飯をべたあと、「マーケティングとユーザビリティに対するデザイナーの失望」というエントリーをさくっと書いて出かけ、13時の予約に間に合いました。 毛先がかなり傷んでいるといわれ、3、4cmほど切りました。 そのくせ、パーマをかけました。くりくりです。 その後は原宿から渋谷へ歩きました。 なぜか、さらに渋谷から恵比寿まで歩きました。 むかしはよく歩いていましたが、ひさしぶりに歩きました。 歩く道すがら、つつじが咲いているのを見かけました。 写真も撮りましたが、気に入らないので非掲載。 植物の成長と手入れ、そして、文化ところで、先週の日曜日に紹介した梅の盆栽(写真左)ですが、1週間もしないうちにこんなに伸びました(写真右

  • もう一人の名陶工 | 手仕事フォーラムblog

    いつも小鹿田では坂茂木さんばかりを注目し、彼しか評価せぬのは疑問と、ご子息を支援される方からコメントが寄せられたことがありました。それにはワケがあり、いずれはあきらかにしたいと考えてます。先日のNHK「ふるさと一番」の放映中の時間帯に、私は共同窯に近い黒木 力さんを訪ねました。 三年前、既に窯主になって久しいご子息の隆氏が急逝され、再び窯元の立場で仕事に励んでおられるのです。おん年80歳、かっては茂木さんとライバルのようにもいわれ、小鹿田焼を二人で民藝協会系のつくり手として筋を守ってきたことはあまり知られていないのです。また、ロクロ技術にかけては最も優れた陶工とまで云われた名工です。そのつくりは、小鹿田伝来の薄づくりで、大物成形での紐巻きは細めに巻き上げ引き伸ばすという手法をとります。茂木さんは逆に、太めの巻き上げをぎりぎりまで輪積みして一気に力まかせに引き伸ばします。ですから老化する

    gitanez
    gitanez 2009/04/18
    小鹿田焼の名陶工。御年80歳。
  • 棟方志功 倭画と書の世界: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 日民藝館に行ったのはちょうど一年前くらいの特別展「琉球の織物」以来です。 特別展「棟方志功 -倭画と書の世界-」会期:2009年3月31日(火)―6月14日(日) ※毎週月曜日休館開館時間:午前 10 時 - 午後 5 時(入館は 4 時 30 分まで)アクセス:京王井の頭線「駒場東大前」駅 西口より徒歩7分併設展示:日の民窯、東北地方の工芸、朝鮮時代の陶磁、アフリカの工芸、濱田庄司・河井寛次郎作品ほか展覧会の詳細情報:http://www.mingeikan.or.jp/html/exhibitions-events-mingeikan.html 棟方志功さん(1903~1975)といえば、躍動感あふれる板画(はんが。棟方は「板から生れた板による画」という意味で「版画