タグ

architectureに関するgitanezのブックマーク (9)

  • 記憶とサイン(あるいは、デザインされた内面のなかで生きるということ): DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日は、新宿ピカデリーのサイン計画などを手がけたことで知られる早川克美さんの「情報コミュニケーション環境のデザイン」(Ustreamログ)というトークイベントに参加させていただきました。 自分でセミナーでお話させていただく機会はたびたびあるものの、他の方の講演を聞くことがほとんどない僕にしては、こうしたイベントに出向くこと自体、とてもめずらしいことなのですが、参加した価値があった!と思わせてくれる楽しい時間をすごさせていただきました。 早川さんとは昨年からTwitterで何度かやりとりをさせていただいていたり、今年のはじめにお会いしてお話をさせていただいたりする中で、とても共感する部分が多いので、今回はぜひ話を聞いてみたいと思って参加させてもらったのですが、あらためて早川さ

  • 声だから空: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 最近、「断捨離」 なんて言葉があります。もともとはヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」をもとに生まれた言葉だそうですが、いまは入ってくるいらないモノを「断」ち、家にある無駄なガラクタを「捨」て、モノへの執着から「離」れて、ゆとりのある生活を手に入れるといったライフスタイルを指す言葉として使われています。 もともと江戸期あたりまでの日の暮らしが家のなかに家具などのモノを置かない生活であったことは、以前に「茶室とインテリア―暮らしの空間デザイン/内田繁」や「普通のデザイン―日常に宿る美のかたち/内田繁」などの内田繁さんの著書を紹介するなかで話題にしてきました。 「断捨離」というライフスタイルは、明示以降に格的に西洋的近代社会生活を取り入れるようになり、襖や暖簾などの仮設的な仕

  • "ほんもの"の生活?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「誰かの家のインテリアデザインをしようとしたら、施主がどんな人柄で、何人女がいて、何人子供がいて、どんなを読む人で、人生に何を求めているかなど、その人となりのすべてを知らなければなりませんからね」 これがアキッレ・カスティリオーニが他人の家のインテリアをつくるのを「無理な話」という理由だそうです。 家というのは一挙にできるものではない昨日、紹介した『アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン』にはこんな一文もある。 家というのは一挙にできるものではない。建築家がすべてつくって鍵を渡す瞬間が家の完成時ではない。家とは時間をかけて少しずつそこに住む人の人生とともにつくられていくべきものなのだ。 こんな考えをもっていたカスティリオーニだから住宅のインテリアデザインの

  • アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン/多木陽介: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「どの照明器具も、器具体よりも照明効果のほうが重視されるときだけにインダストリアルデザインとしてその正当性を認めることができる」 これは、イタリアのデザイナー兼建築家であったアキッレ・カスティリオーニの言葉です。 照明器具そのものの形よりも、それが作りだす光の形にこだわる。当たり前といえば当たり前のことかもしれませんが、これができるデザイナーってあんまりいないんじゃないのかなって思います。はっきりそれを口に出して表明し、さらに実際にデザインする際にも余計なものを極力そぎ落とそうとする人はなかなかいないんじゃないでしょうか。 「もしこのテーブルの上に乗っているものがすべてテーブルなしでも同じ高さにいられたら、ランプなしに光が出せたら、こりゃあ、なかなか悪くないよ」 こんな風

  • 組み立てる。その前に、空中に空いた穴の輪郭を見いだす: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 まったくどうして世の中、こうも仕組みを組み立てるという発想・考え方に欠けているのでしょう。 組織で事業を行い、利益をあげるというのは1にも2にも仕組みだと思うのです。どんなに優秀な人材を集めても仕組みがなくては利益があがりません。昔からマーケティングは売れる仕組みをつくることだといわれます。 でも、現実には、その仕組みを作れないことが非常に多い。仕組みを組み立てるというデザイン思考が身についていない人が多すぎるんだと思います。 売れる仕組み、利益をあげる仕組み例えば、Aを買った人はBが欲しくなり、Bを買えばCが欲しくなるというような仕組みを考えたとしましょう。さらにCの利益率を高く、かつCが最も量が売れるようにすることで、Cを柱とした利益をあげる仕組みを組み立てなくてはなら

  • 旧岩崎邸庭園「金唐革紙」&根津神社「つつじ祭」: DESIGN IT! w/LOVE

    さて、金唐紙とは、もともとヨーロッパで壁の内装に用いられた金唐革の技法を和紙で再現したものです。いわゆる襖や壁に張られたきわめて日的な装いの唐紙とはまったく別物です。 もともとは金唐革紙といわれるとおり、ヨーロッパでは革製の壁紙だったそうです。それが日に持ち込まれた際に、革のなめし技術がなかったことと高温多湿の日の気候にあわせて、和紙で革を模した金唐革紙がつくられるようになったそうです。 金唐紙:http://www5b.biglobe.ne.jp/~kinkara/ 金唐紙は、金属箔をはった手漉きの和紙に文様を彫った版木棒を重ねて凹凸をつけ、彩色した皮を模した豪華な壁紙です。明治の頃には欧米で高い評価を得、輸出も盛んに行われたそうです。なんとバッキンガム宮殿にも日の金唐革紙が使われています。最近では、上田尚さんの金唐紙が有楽町にできたペニンシュラ・ホテルの1泊98万円の部屋の壁を

  • 機能から関係へ (arclamp.jp アークランプ)

    建築には機能主義という言葉があります。 機能主義はモダニズム建築を代表する概念の1つで、アドルフ・ロース、オーギュスト・ペレ、バウハウスと言った名前が知られています。その次の世代としてはル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエといった名前が有名でしょう。 時代背景から考えてみます。ロースが1870年生まれでミースが1887年生まれなので、19世紀末から20世紀初頭にかけて盛り上がった言葉だと言うことが分かります。19世紀末といえば産業革命が落ち着き、自動車など市民生活に機械が入り始める時期です。フォードが、かの有名なフォード・T型を市販したのが1908年10月のこと。フォードがT型の開発でもっと注意したのがフォード・システムに見られるような大量生産に適応させた車である点です。つまり、19世紀末から20世紀初頭というのは「機械による機械の大量生産」時代の幕開けともいえる時期だったのです

  • ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 たまには日記風に。 森美術館に「ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」を見に行ってきました。先週から六木ヒルズの森美術館で開催されているこの展覧会では、近代建築家として有名なル・コルビュジエの建築の図面や模型のみならず、彼の残した絵画や彫刻、彼がつくった建築物を再現した部屋などを、全部で10のセクションにわけて展示しています。建築物の再現は、彼自身の身長183cmの身体をベースにつくったモデュロールという規格寸法(モデュール)を体感できて面白かったです。 集合住宅のマルセイユ・ユニテのメゾネットタイプ(2階建てアパートの内部)と彼の終の棲家であるカップ・マルタンの休暇小屋が再現されているのですが、どちらも想像していたよりスケールは小さく、それでいてあまり窮屈さ

  • 「ソフトウェア・デザイン宣言」から学ぶ: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「デザインにより人びとの生活を豊かにすることを真剣に考える」や「デザインの多様性:usabilityの自由」で紹介したテリー・ウィノグラード編・著による『ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ』。 その中の「第1章 ソフトウェア・デザイン宣言」は、1980年代初頭にロータス1・2・3の開発時にインタラクションをデザインするという役割を担い、自分の仕事をソフトウェア・デザインと定義した最初の人間のひとりであるミッチェル・ケイパーによる論文です。 デザインが実現する3要素:「堅実さ」「商品性」「喜び」そのケイパーがソフトウェア・デザイン理論の発端としたものが建築のデザインであることはなかなか興味深いなと感じました。 ローマ時代の建築評論家ヴィトルヴィウスは、すぐれたデ

  • 1