鹿島アントラーズのMF柴崎岳のスペイン移籍は、1部のラス・パルマス行きが破談となった矢先、2部のテネリフェとの契約がまとまるという結末を迎えた。正式リリースされたのは、ヨーロッパの移籍期限最終日である1月31日だった。 ただし、この結果を「予想外」と報じたのは日本のメディアだけだ。日本では柴崎がスペイン入りしたと見られる1月28日以降、ラス・パルマス行きがほぼ確実と報じられていた一方、テネリフェの名前は契約がまとまった1月31日まで全く出ていなかった。 一方、スペインでは「日本のメディアがこう言っている」という類の情報が出ていただけで、柴崎に関する現地発の情報はほとんど皆無。ゆえにラス・パルマス移籍が破談となった際も、地元メディアが「柴崎は試験に落ちた」と短く伝えたくらいで、それをサプライズと捉える向きはなかった。 一連の移籍報道には、早くから日本とスペインの間に大きなズレ、つまりは