世界的なグルメガイド本「ミシュランガイド」。インターネット上に設けられた英語版にリンクするため、ミシュラン側に「運営料」を支払う自治体が相次いでいる。お値段は2年間で数千万円になるケースも。世界的な知名度を活用し、外国人観光客を呼び込もうという狙いだ。 福岡県の観光情報サイト「クロスロードふくおか」の英語ページを開くと、赤地に白で「MICHELIN GUIDE」のロゴが現れる。クリックすると、ミシュランガイド福岡・佐賀の英語版に移動。「Fugu(ふぐ)」「Sushi(すし)」などと分類された英語の飲食店リストが並ぶ。 ネット英語版は、福岡・佐賀版が2014年7月に刊行されたのにあわせて開設。サイトを制作してもらいリンクを張るために、福岡、佐賀両県と福岡市が1千万円ずつ、計3千万円を日本ミシュランタイヤ社に払った。財源は今年度予算に観光費などとして計上された中から出した。 ネット英語版は20