「本来、休暇は働き方に合わせてフレキシブルに休むのがふさわしいもので、強制的に休まされるべきものではありません」 BuzzFeed Newsの取材にそう語るのは、日本の現状を「祝日過多社会」と呼ぶ、ニッセイ基礎研究所主任研究員の土堤内昭雄さんだ。 「休み方と働き方の問題は裏表になっています。いまのような休み方を変えていかないと、長時間労働だってなくならない」 言葉に力を込める土堤内さんと一緒に、休みについて考えてみよう。 そもそも日本の祝日を定めているのは「国民の祝日に関する法律」だ。その目的には、こんなことが書かれている。 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。 1948年の制定時は計9日だった祝日は、「海の日」(1995年)や「山の
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