「IT」という名のモンスターを飼いならす魔法の書物?:差のつくITIL V3理解(1/2 ページ) 情報システムの現場でなじみの出てきたITILというキーワード。すでにバージョン3にいたり、洗練の度合いを増している。日本語版の刊行も進む中、あらためてその理念を学び業務に役立てよう。 運用管理の域を越えていない? 従来のITIL 企業情報システムの運用においてIITLというキーワードが注目を集めるようになり、久しい。関連書籍も書店を賑わしている。かくいう筆者も昨年からITIL関連の記事を寄せている。ITILの考え方はISO/IEC20000という国際規格に採用され、ITサービスマネジメントという言葉も市民権を得てきた。国内では来年度から始まる新しい基本情報処理技術者試験にITILの概念が導入されるに至った。ITILという考え方の普及は、一定の成功を見せたといえるだろう。 普及の背景には、企
無事合格(^o^)v ITIL V3 ファンデーション資格 ITILは、日本ではITサービス運用のグッドプラクティス集として有名です。実際にはITサービスの戦略策定から設計、構築、リリース、運用、継続的な改善までの広い範囲をカバーしています。ITIL V3は2007年にリリースされました。 ITILファンデーション資格はいくつかあるITIL資格の中で最も初心者向けのものです。難易度は高くありませんが、V3対応の受験用書籍がほとんど無いため、情報を集めてくるのが大変でした。 私は2年半ほどシステム開発をやっていますが、システム運用に関わったことはほとんどありません。今後運用の仕事もやるかもという話が出てきたので、勉強を兼ねて本試験に挑戦してみることにしました。 受験勉強 勉強時間は、「ITILって何?」という基本的なことの勉強も含めて、全体で10時間程度でしょうか。 しっかり読んだのは『IT
ITIL V2の7冊はV3では5冊に 前回はITILがV2からV3に移行したきっかけを大まかに説明しました。今回はこれを受け、ITIL V2からV3への変化点について確認します。 ITIL V2では、「サービスマネジメント導入計画立案」「サービスサポート」「サービスデリバリ」「アプリケーション管理」「ICTインフラストラクチャ管理」「セキュリティ管理」「ビジネス観点」の7冊が主要内容として定義されています。 これに対してITIL V3は、「サービス戦略」を核にして、「サービス設計」、「サービス移行」、「サービス運用」、「継続的なサービス改善」という5冊に凝縮(ぎょうしゅく)されました。 分かりやすくするために日本語訳を表記していますが、ITIL V3の正式な日本語訳が出版されていないため、これら名称は異なる可能性があります。
クリスマスソングが流れるこの季節。みなさんいかがお過ごしでしょうか。こんにちは、IT戦士こと岡田有花、独身32歳です。 いやー、しかし何ですね。山下達郎の「クリスマス・イブ」って寂しい曲ですよね。「心深く秘めた思い」が「叶えられそうもない」上、「必ず今夜なら言えそうな気がした」のに「きっと君は来ない」んだから。結局キミ、けーへんのかい! ワム!の「Last Christmas」にいたっては、「去年のクリスマス、オレのハートをキミに捧げた。でも翌日に振られた」――って、失恋をまる1年引きずってるんかい! つまりわたしが言いたいのはこういうことだ。達郎さんだってワム!さんだって失恋しているクリスマスに、ラブラブな恋人たちなど実在するのかと。非実在恋人たちではないかと。そもそも、クリスマスは恋人たちの日だと誰が決めたのかと。あえて言おう、クリスマスは1人で過ごすべきであると!! だが記者も32歳
[運用] Amazon EC2/S3で作るWindows公開サーバ(前編) デジタルアドバンテージ 島田 広道 2009/11/25 従来の企業ITシステムでは、サーバなどのリソースを社内に設置することが一般的だった。しかし近年、コストや拡張性などの点でその意義が問われている。コスト面では、社内設置の場合は最初に設備投資が必要であり、その後も管理・運用のためのコスト(人件費や電力など)が掛かる。 重要なことは、こうして作られたシステムの全能力が常に利用され続けることはなく、一時的な負荷集中や将来の規模拡大に備えて、性能上はある程度の余裕を持たせて運用される点だ。投資した(している)コストのうち、この余裕の分は無駄といえなくもない。 拡張時のスピードも問題視されている。サーバ・マシンの要件を決定して発注し、社内に設置するまでの時間が意外にかかるからだ。それだけ、新しいサービスを展開したりする
About SSD Dongjun Shin Samsung Electronics Outline SSD primer Optimal I/O for SSD Benchmarking Linux FS on SSD Case study: ext4, btrfs, xfs Design consideration for SSD What’s next? New interfaces for SSD Parallel processing of small I/O SSD Primer (1/2) Physical unit of flash memory PageNAND – unit for read & write BlockNAND – unit for erase (a.k.a erasable block) Physical
ソフトウェアの開発において、「抽象化」はデベロッパーたちの生産性を向上させることに成功した。しかし、ソフトウェアのプリミティブな部分から目をそむけ続けることはデベロッパーとして正しい姿なのだろうか。ここでは、真のデベロッパーとして大成するための考え方やプログラミング技術、スキルセットなどを紹介する。 すべて表示 新着記事 関連記事 関連リンク 新着記事 プログラミング言語の進化を追え: 大人のためのブラックボックス読解講座――クロージャとオブジェクトの微妙な関係(その2) 前回に引き続き、Scheme言語の処理系、Gaucheを開発している川合史朗氏が、クロージャの機能を検証し、関数型言語とオブジェクト指向言語の関係について解説していきます。今回は、クロージャとオブジェクトのより深淵を探求します。 (2007/3/30) 大人のためのブラックボックス読解講座――クロージャとオブジェクトの微
IT企業など組織の活性化支援サービスを手がけるネクストスタンダード。代表の齊藤正明氏は、研究者として行き詰まっていた中で、マグロ漁船に同乗したのをきっかけに、起業家としての道を切り拓いた。齋藤氏に、技術者に必要なコミュニケーション術の基本や、劣悪な“ブラック会社”から起業に至るまでの経緯を聞いた。(聞き手は島田 昇=日経コンピュータ、写真は中島 正之) ネクストスタンダードが手がける事業は。 企業における会議の活性化を支援している。具体的にはセミナーを開いたり研修をしたり、DVD教材を販売したりしている。IT企業からの評判も高い。なぜなら、技術者が多いIT企業は、技術者同士のコミュニケーションや会議の運営に悩むという大きな問題を抱えているためだ。 会議をどう活性化するかの中核にある思想は、私がマグロ船で43日間過ごして得た漁師たちのコミュニケーション術である。確かに、マグロ船の労働環境は、
政府の行政刷新会議の「事業仕分け」で、事実上の凍結となった次世代スーパーコンピュータ「京速計算機」を巡って、ホリエモンこと堀江貴文さんが、こうした開発費用を政府に頼るのをやめ、「自分たちの稼いだ金でやれ」と提言し、注目を浴びている。 行政刷新会議は2009年11月13日、10年度予算概算要求の無駄を判定する事業仕分け3日目で、文部科学省が官民共同で勧めている次世代スパコン開発を「限りなく予算計上見送りに近い縮減」と判定して事実上の凍結にした。 「世界一でなくていい」「必要性を見直すべき」 次世代スパコンは、1秒間に1京回の演算性能を持つ世界最速のスパコン「京速計算機」を目指して06年から独立行政法人の理化学研究所と、富士通、日立製作所、NECが共同で開発をスタート。多様な分野に応用できる汎用型という触れ込みで、12年度に本格稼働する予定だった。完成すれば現在世界最速とされる米国製の10倍の
コンピュータの世界において仮想化とは、資源の物理的特性を抽象化することによって、それを利用するOSやアプリケーション、ユーザーなどから隠ぺいする技法である。それによって、サーバやOS、アプリケーション、ストレージなど1つの物理的な資源(ハードウェア・リソース)を複数の論理的な資源に見せたり、複数のストレージやサーバなどの物理的な資源を1つの論理的なリソースに見せ掛けたりすることが可能になる。現在、一般的に仮想化といった場合は、以下のような種類が挙げられる。 サーバの仮想化 クライアントの仮想化 ストレージの仮想化 アプリケーションの仮想化 ここでは、その中でも特に注目を集めているサーバの仮想化に的を絞って解説していく。サーバの仮想化を使用することによって、1台のサーバ上で複数のOSを同時に稼働させることが可能になる。サーバの仮想化というのは、実はそれほど新しい考え方ではなく、その歴史をたど
【25周年記念特別寄稿】 初めて明かす、「IBM・富士通紛争」と徹底報道の舞台裏 第1回・編集長に就任直後、「秘密契約」問題に遭遇 過去25年間、コンピュータ産業を巡る様々な事件を報道してきた日経コンピュータが、もっとも力を入れて報道したのは、米IBMと富士通の間で起きた知的財産権を巡る紛争であった。IBMと富士通がメインフレームの基本ソフト(OS)に関して秘密裏に協定を結んだが、富士通に協定違反があったとしてIBMが仲裁を申し立てた。世界最大手と日本最大手のコンピュータ・メーカー同士がソフトの知的財産権をめぐって激突したのである。両社の戦いは、今日に至るまでコンピュータ産業史最大の事件となっている。この事件について日経コンピュータは質量ともに、他紙・他誌を圧倒する報道を続けた。二代目編集長として報道の陣頭指揮をとった松崎稔氏に、IBM・富士通紛争とその徹底報道の舞台裏について寄稿してもら
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