前回は国内大手IT企業ののれんについてまとめましたが、今回は海外大手IT企業6社ののれんに関する情報を整理いたしました。 のれんの償却に関しまして、日本基準とIFRS、米国会計基準との間には下記のとおり相違があり、国内企業と海外企業の単純な比較は難しくなっております。 日本基準:20年以内に定額法その他合理的な方法により償却 IFRS:償却は行わず毎期、減損テストの対象となる 米国基準:のれんの償却は行わず最低年に一度減損テストを実施する 日本と海外の会計基準の違いにも注目して頂き、前回記事と今回の大手海外IT企業ののれん情報が参考になりましたら幸いでございます。 大手海外IT企業ののれんと純資産(2014年12月末・1$=118円換算) Microsoft のれん残高:2兆5,788億円 のれん/純資産:24% 主なのれん残高:スカイプ社など 2011年5月には約7,000億円でスカイプ