デュー・デリジェンス(デュー・デリ)とは、投資家が投資を検討する際に行なう調査のことを言います。元々は法律用語で、Due=正当な、diligence=勤勉さを意味するくらいなので、投資前に投資対象の実態やリスクを把握するために詳細な調査を行ないます。VCは、面白いなぁと思ったスタートアップに、「デュー・デリさせてください」という表現をして、投資検討を開始したりします。 デュー・デリは、投資家がスタートアップや起業家に対して行なうものと思われがちです。一方、大がかりな合併などでは、お互いに、双方向で行ないます。これからがっちり一緒にやっていけるかどうかの調査なので、双方向でやって当然です。だからこそ僕は、スタートアップが投資家を迎え入れるときにも、双方向でやるべきじゃないかと思っています。資本政策は不可逆、一度投資家として迎え入れると、Exitを作り出すまで、長ければ5~7年のお付き合いにな
Kauliの件とChatWorkの件とGMO VenturePartners(GMOVP)の出資先の話題が続いたので、久しぶりにGMOVPのサイトで出資先一覧を眺めてみた。改めてすごいなーって思った。Total Capitalは50Mドル以上、ポートフォリオは51社、そのうちIPOしたのが8社、とのこと。 まず国内。IPOは7社。ロックオン、リアルワールドなど長期保有からのIPOもあり、長くベンチャー投資をやっていることがわかるとともに、長い期間にわたってともに走ってきたんだなぁというのがわかります。 調達額10億円以上のメガスタートアップも6社もある。その他、数億円規模の調達を実施している企業も多い。MAはスタートトゥデイに加わったアラタナとVOYAGEに加わったKauliの2社。ジャンルは意外とバラバラなんだなぁっていう印象。 続いて海外。やはりQihooが輝いてる。中国ベンチャーでも
元LINE社長、ついに始動。新たな世界構想に迫る ~GMO VenturePartnersは ワールドクラスの日本発起業家を応援します 2015.04.10 LINEというサービスをご存知だろうか—この問いにNoと答える読者はいないだろう。 誰もが知るこの巨大メッセージングアプリは、4年前の2011年6月にサービスを開始してから、日本、タイ、台湾等のアジア中心に、登録ユーザ数6億人弱を誇るまでに成長し、時価総額1兆円規模での上場も噂されている。 それでは、LINEをゼロから立ち上げ、アジアの巨大サービスに育て上げた経営者についてはどうだろうか。 こちらもご存知の方が大多数であろう。今年3月にLINE社長を退任され、ご自身で起業というアグレッシブな道を選ばれた敏腕経営者、森川亮氏その人である。 GMO VenturePartnersでは、森川亮氏が4月10日に開始する新サービス「C Chan
前回記事では、2015年に入って発表された国内スタートアップ15社の資金調達について整理いたしましたが、その後もRetty社の10億円調達や、スマートニュース社の12億円調達など、連日スタートアップによる資金調達の話題が上がってきております。 そこで、今回は2月17日以降に資金調達を発表した国内スタートアップ19社を整理いたしました。 新たに立ち上がっているインターネット事業のトレンドという観点からも、ご参考になれば幸いでございます。 1.ポケットメニュー 発表日:2015年2月17日 投資家:LINE Ventures株式会社 金額:非公表 ポケットメニュー社は、有名料理人やシェフが足繁く通うレストランのみを厳選し、掲載している予約・決済サービス「ポケットコンシェルジュ」を提供しています。今後「ポケットコンシェルジュ」の当該店舗を対象に、LINE社が運営するモバイル送金・決済サービス「L
※(2016/6/8まとめ最終追加/アップデート) ※ベンチャーキャピタルまとめ記事は他にも以下があります。合わせてご覧ください。 ・「起業したてのシードスタートアップに投資する日本のVC(シードアクセラレーター/インキュベーター)さんをまとめました」←この記事に載っているVCさんの多くは「ある程度成長し実績がある」スタートアップへの投資をされることが多いので起業したての方はこちらを参照ください。 ・スタートアップに積極的に投資をしている事業会社(CVC)まとめ:金融系、独立系だけがVCだけじゃない、実は事業会社こそが日本のベンチャーエコシステムのお金の出し手だ!←事業会社系のVCはこちら。 世の中の所謂スタートアップというのはベンチャーキャピタルさんからお金を集めてそのお金を人材などに投資し、儲けたら分配する(配当ではなく、会社を公開するか、売却する)というやり方でスピードを上げて頑張る
本日、ラクスル社が約40億円の大型資金調達を発表いたしました。先日もメタップス社が約43億円の調達を発表するなど、2015年も数多くのスタートアップが資金調達を発表しています。 そこで、今年に入ってから資金調達を発表した国内スタートアップ15社を整理いたしました。新たに立ち上がっているインターネット事業のトレンドという観点からも、ご参考になれば幸いでございます。 1.AgIC 発表日:2015年1月14日 投資家:TomyK、East Ventures、Yoren、その他事業会社及び個人投資家6名 金額:1億円(借入3600万円、増資6000万円) 電子回路のプロトタイピングのツール開発・製造を行うAgIC社は、借入と第三者割当増資による調達で、合わせて約1億円の資金調達を実施いたしました。AgIC社の導電性のインクマーカーを使うことで、専用の紙の上に簡単に電子回路を描くことができ、電子工
CAVでベンチャーキャピタリストとして活躍する佐藤真希子さん シードからシリーズA投資を主に行っているベンチャーキャピタル「サイバーエージェント・ベンチャーズ」(CAV)。同社は、つい先日、3億円のシード企業支援枠「Seed Generator Fund」を発表したばかり。そんなCAVで、ベンチャーキャピタリストとして8年のキャリアを持つのが、佐藤真希子さんです。 「さとまき」の愛称で知られる佐藤さんは、個人的にもIT業界でとってもパワフルだと思う女性の1人。ベンチャーキャピタリストとして、女性ならではの感性や視点が活きると話してくれました。3人目の妊娠で臨月のお腹をさすりながら、「ベンチャーって、癖になる」とサラッと言い退けちゃうところが何とも さとまきさんらしい。 これからも沢山のスタートアップを支援していきたいと話す彼女に、天職だと言う今の仕事のこと、イケてるスタートアップの見極め方
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