嫌なものを見てしまった。紙媒体にまとめている個人的総括のパラフレーズとなるが、先行してこちらで書くべきことを書くことにする。 以下は、今年七月のG8首脳サミットに反対する諸運動の一つの場となった「キャンプ」を振り返っての言葉である。サミット会期の直前の四、五日の札幌でのデモなどに参加する人々が滞在するために用意された当別キャンプに関するものだ。なお、サミット会期中は豊浦・壮瞥・伊達の三キャンプが設営され、運営主体は前二者と後者とで異なっていた。前者は「G8サミットを問う連絡会キャンプワーキンググループ」、後者は「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」である。厳密にいえば当別キャンプの運営主体にしても、一部は豊浦・壮瞥のグループと人脈が重なるものの独自の「国際交流インフォセンター/国際交流キャンプ札幌実行委員会」であった。 ただ、口では「オルタナティブ・ヴィレッジ」、「下からつくる民主