出版業界 | 00:36 | エントリ名は、以前の『出版ニュース』の特集名をもじった。確か「雑誌よ、止揚せよ」だったと思う。しかし、特集内で挙げられているデータを見る限り、もう雑誌は駄目だろうとしか思えなくて、『出版ニュース』必死だなという感じだった。そして、それ以降も、明るいニュースは殆ど無く、新創刊誌の大敗が相次いでいる。講談社が鳴り物入りで創刊した『KING』(昨年九月)は、当初から実売が振るわず(三割程度との話を聞いた)、現在は刷り部数を極端に落として低空飛行している。やめるにやめられない、といったところだろうか。最近では今年の3月7日に、女性誌が三誌同時に新創刊された。しかし、元々顧客を持っていた『AneCan』(小学館)こそ成功したものの*1、『marisol』(集英社)・『GRACE』(世界文化社)はかなりの苦戦を強いられている。前者は実売率が三割台、後者はもっと低い(10%