立憲に重い責任 去る10月の衆院選で、予想だにしなかった100議席を切る敗北を喫した立憲民主党が、泉健太代表のもと再スタートした。党をどう立て直すか正念場であり、山積する課題を多く抱えながら、再生への道筋を模索していかなければならない。 議席を減らしたとはいえ立憲民主党は、今でも自民党に次ぐ第2党だ。それだけに重い責任がある。衆院選を総括し、政権の選択肢として有権者に認められるにはどうすべきか、党再生のビジョンと具体策を提示する必要がある。 狭くなった支持層のウイング まず、立憲民主党は、どういう政治的立ち位置なのかを明確化することが求められる。今でも野党共闘を巡って、賛否の議論が続いている。 私は先の衆院選の結果から、立憲民主党、国民民主党ともに、旧民主党と比較すると、支持層のウイングを狭めてしまったのではないかと思っている。「右・左」を議論する時代ではないとは思うが、立憲民主党は真ん中