ロシアが完全支配を目指すウクライナ東部のドネツク州でも多くの被害が出ている(photo Anadolu Agency via Getty Images)この記事の写真をすべて見る 長期化するロシアによるウクライナ侵攻の即時停戦を求め、日本の学者らが声明を出した。和田春樹・東京大学名誉教授と田中優子・法政大学前総長が思いを語り合った。AERA 2022年6月13日号の記事を紹介する。 【田中優子さんと和田春樹さんの写真はこちら】 * * * 歴史学者で東京大学名誉教授の和田春樹さんらが3月15日、「ウクライナ戦争を1日でも早く止めるために日本政府は何をなすべきか」と題する声明をオンラインで発表した。「ロシア軍とウクライナ軍は即時停戦し、停戦交渉を正式にはじめよ」という内容だ。5月9日にも韓国の研究者と共同で、「戦争が続けばつづくほど、ウクライナ人、ロシア人の生命がうばわれ、ウクライナ、ロ