少子高齢化や都市への人口集中、コロナ禍で深刻化する社会的孤立など、身近な社会問題を解決するための取り組みとして、シビックテックが注目されている。市民(Civic)自らがテクノロジー(Tech)を活用して、自治体サービスの改善や地域社会の課題解決に向けたソリューションを開発・提供していこうというこの動きが、日本各地で大きな潮流となりつつあるのだ。企業の経営者として、また市民という立場でもシビックテックに積極的にかかわるガッコム代表取締役、オープン川崎/Code for Kawasaki 副代表の山田洋志氏に、シビックテックの背景や事例、今後の官民共創の可能性を聞いた。 シビックテックとは?取り組みの背景 社会環境が変化し、人々の生活スタイルも多様化する中で、地域社会が抱える課題はますます複雑化している。コロナ禍で一変した日常生活のあり方も含め、すべての課題解決を行政に頼るのは、もはや限界に達
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