この時期だからなのか、大学生のことを書いたものが人気記事になることが多い。大学生にアルファベットの書き方を教えようとするシラバスは少なからず人々に衝撃を与えた。いったい大学とは何をするところなのかという根本が問われたりもしている。 自分は臨時の非常勤講師として、1年だけゼミと卒論を受け持つ、という珍しい経験をしたわけだが、その大学の偏差値と例のアルファベット大学の偏差値を某予備校サイトで調べたところ、たった2しか違わなかった。ゼミ生にアルファベットを書いてもらおうとしたことはないが、もしかしたら書けない学生がいたのかもしれない。しかし、アルファベットが書けなくてもそんなに指導は困らない。意味のわかる日本語が書けない学生はいたし、その卒論指導でいったいどこから手をつけたらいいのか途方にくれたこともあった。だからといって、その学生と話し言葉でのコミュニケーションが全く成立しないわけではない。む