ヘーゲル米国防長官は15日、ワシントン郊外の国防総省で記者会見し、北朝鮮の核・ミサイル開発の進展を受け、アラスカ州に14基の地上配備型迎撃ミサイルを追加配備すると表明した。同州とカリフォルニア州には既に計30基が配備済みで、実現すれば計44基となる。ヘーゲル氏は北朝鮮の脅威に対する米国の安全保障に「自信を持っている」と強調した。 北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射や3度目の核実験実施を踏まえ、ミサイル防衛増強の必要性があると判断した。北朝鮮が朝鮮戦争休戦協定の「白紙化」を宣言していることなども踏まえた。 オバマ政権高官は、北朝鮮の核・ミサイル開発の進展は「米国の脅威」と危機感を表明。オバマ大統領も最近のインタビューで「米本土へのいかなる攻撃も防ぐ措置を確認した」と述べていた。(共同)