黒田龍之助『寄り道ふらふら外国語』(白水社2014年)は、この著者ならではの外国語エッセイですが、あれえ?と意外だったのが、ここで扱われているのが、フラン...黒田龍之助『寄り道ふらふら外国語』(白水社 2014年)は、この著者ならではの外国語エッセイですが、あれえ?と意外だったのが、ここで扱われているのが、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語。 黒田龍之助といえば、ロシア語をはじめスラブ語を専門としているのに、今回はロマンス語派、ゲルマン語派ですからちょっと面食らいました。 でもそこはこの著者のこと、それぞれの言語の世界をふらふらと、寄り道、脇道、散歩するように、散策するように語ります。 外国語の本といっても、教科書や辞書はあまり出てきません。文法や活用とも無縁です。 著者がそれらの言語とどんなふうに関わったか、そこには映画があったり、音楽があったり、たまにはラジオ講座の話題が出
![寄り道ふらふら外国語 : ことばの本の森](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/95229f941db3e64115f59d1783a832ad5ad8de22/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F201412%2F16%2F92%2Fa0316892_22571438.jpg)