さまざまな商品のデザインやロゴマークを生み出し、工業デザインの第一人者として世界的に知られた栄久庵憲司さんが8日、東京都内の病院で亡くなりました。 85歳でした。 栄久庵憲司さんは昭和4年、広島市の寺の住職の長男として東京で生まれ、戦後、16歳のときに焼け野原となった広島の街で進駐軍の四輪駆動車の力強い形などを見て、工業デザイナーを目指すようになりました。 東京芸術大学を卒業後、工業デザインの会社「GKインダストリアルデザイン研究所」を設立して、ビジネスの世界にデザインという概念を定着させ、さまざまな商品のデザインやロゴマークを作りだしました。 このうち、昭和36年に発表したキッコーマンの卓上しょうゆ瓶は、赤いキャップになめらかな曲線を描く瓶の形が使いやすく暮らしになじむデザインとして大ヒットし、今でもこのデザインは変えられることなく海外でも親しまれています。 また、鉄道の車両やオートバイ
The designer of the iconic Japanese soy sauce bottle has died aged 85. Kenji Ekuan was also responsible for other design classics, including the Yamaha VMAX motorbike and the Narita Express airport train. Ekuan, a former Buddhist monk, designed the funnel shaped soy sauce bottle, with red top in 1961. The design, first used by Japanese food company Kikkoman, became known internationally as the cra
財務省は、再来年4月に消費税率が10%に引き上げられても、財政健全化の指標となる「基礎的財政収支」は2020年度に8兆円の赤字となり、黒字化する目標の達成は困難との試算をまとめました。 財務省は12日、国会に提出される新年度予算案を前提に、国の財政状況を試算しました。それによりますと、高齢化で社会保障費が増え続けることなどから、一般会計の歳出のうち政策に充てる経費は、2020年度に今年度より9兆円余り多い81兆9000億円となる見通しです。 一方、歳入のうち税収とその他の収入は、名目で3%の経済成長が続いて再来年4月に消費税率が10%に引き上げられても、73兆8000億円にとどまるとしています。 この結果、政策に充てる経費を税収などでどれだけ賄えるかを示す「基礎的財政収支」は8兆円の赤字となり、国と地方を合わせて2020年度に黒字化する目標の達成は、困難と試算しています。 このため、政府が
化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ事務局長が10日、東京都内で本紙と会見し、イスラム過激派組織「イスラム国」が昨年、イラク軍との戦闘で塩素を使用したとの報告を同国政府から受けたことを明らかにした。 塩素は殺菌剤や漂白剤として広く流通している物質だが、兵器として使えば呼吸器に損傷を与え、死に至ることもある。ウズムジュ氏は、「人に危害を加える目的で使用されれば非常に危険であり、化学兵器禁止条約違反だ」と批判した。 一方で、OPCWが監視を続けるシリアの化学兵器全廃計画については、「申告された化学兵器関連物質の国外搬出は完了し、98%が既に廃棄された。年内にはすべての手続きが終了する見通しだ」と語った。(国際部 角谷志保美)
【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は10日、シリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束されていた米国人女性ケーラ・ミュラーさん(26)が死亡したとする声明を発表した。現時点で把握されている最後の米国人人質だった。ロイター通信などによると、米政府はイスラム国側からミュラーさんの両親が受け取った写真やメッセージを分析し、死亡を確認した。 ミュラーさんは米西部アリゾナ州出身。人道支援活動のためシリアに入国し、2013年8月に消息を絶った。イスラム国は今月6日、ミュラーさんがシリア北部ラッカ近郊でヨルダン軍の空爆によって死亡したとする声明を出した。米政府は真偽は確認できないとしていた。 オバマ氏は声明で弔意を示し、ミュラーさんの人道支援活動をたたえた。その上で「米国はミュラーさんの拘束と死亡に責任のあるテロリストを見つけ出し、裁きにかける」と強調した。声明はミュラーさんの死亡と空爆
ニホンザルは群れの中のサルどうしで緊張が高まると、お互いに抱擁して争いを避けようとしているとみられることが、京都大学の研究グループによる観察で確認されました。 京都大学理学研究科の中川尚史准教授らの研究グループは、宮城県や鹿児島県などの野生のニホンザルを観察し、行動を研究しています。 その結果、群れの中で仲のよくないサルどうしが近づいたり、毛づくろいを中断したりして緊張が高まったときに、お互いに腕を相手に回して抱擁することで、争いを避けようとしているとみられることが確認されたということです。 鹿児島県の屋久島では、仲のよくない2匹のニホンザルが近くにいると、手を伸ばして数秒間お互いを抱擁し、緊張感がほぐれると絆を深める毛づくろいを行ったことが観察されています。 こうした行動は青森県の下北半島や、石川県の白山のニホンザルでも見られたということです。ただ、京都府の嵐山や大分県の高崎山のニホンザ
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