オーストラリアのシドニーで、親中派のデモに参加する女性(2019年8月17日撮影)。(c)Saeed KHAN / AFP 【8月23日 AFP】香港から飛行機で9時間離れた南半球のオーストラリア。だが、ここオーストラリアの大学のキャンパスでも、香港で続く抗議デモの問題を避けることは不可能だ。大学内にごまんといる中国人学生の一人に、香港の混乱をどう思うか尋ねてみるといい。不安そうな顔をされるか、礼儀正しく沈黙されるかのどちらかだろう。ある中国人学生は、香港について質問されるのが「怖い」と語った。 豪大学のキャンパスでは、しばしば民主派支持の学生と親中派の学生が暴力的に衝突。侮辱的な言葉や殺すなどと脅しの文句をぶつけ合い、ソーシャルメディアも荒れまくっている。話を聞いた大半の中国人学生たちは申し訳なさそうに、香港のことを話すのは危険すぎると答えた。だが、中には匿名を条件に積極的に語ろうとする